レビュー

著者は、中学2年生まで地味で暗く、自分の人生を呪って生きていたという。YouTubeで人気チャンネルを運営している、現在のキラキラした姿からは想像できない。


当時の著者はまず、潜在意識の力を使って「モテる」「成績トップになる」という目標を中高生のうちに達成した。中学生時代の要約者なら、「生まれ持ったものに左右されるから無理」と諦めていただろう。一方、彼女は藁にもすがる思いで潜在意識に関する情報を見つけ出し、それを素直に実践して人生を激変させてきたというのだから、驚かされる。
その後、著者は心理学や脳科学などさまざまな分野を学び、中学生のときの自分が気づいたことや実践したことが間違っていなかったと確信して、そのメソッドを多くの人に伝えてきた。昔も今も、とにかく考えて、自分の心の動きを感じて感じまくってきたのだろう。自分が理想とする楽しい人生を送るために行動している間、とにかくわくわくして仕方なかったはずだ。

本書のメソッドには「理想の自分を明確にする」というステップがあるが、「理想の自分を書き出していて、それに感動するほどになったらOK」といったことが書かれており、要約者は「え、それってどんな状態!?」と疑い半分、困惑半分であった。その段階まで到達していないのだから、当然である。しかし、「そんなふうに感動できるくらい、理想の自分をしっかり描けている人っていいな」とも思えた。
人生を変えたい人はもちろん、心を軽くしたい、自分を好きになりたい人にもおすすめの一冊である。

本書の要点

・潜在意識にどんな情報を刻み込むかで、人生は大きく変わる。
・不要なものを手放すと、必要なものが手に入る。


・五感を磨き、頭ではなく心を動かす。
・自分の本当の気持ちに沿って生きると、スムーズに理想の未来が創造されるようになる。
・未来を創造していくためには、「理想の自分を明確にする」「潜在意識に刻む」「浮かんだことを楽しみながら即行動する」の3ステップが必要だ。



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