【今日の一冊】「やめる」という選択

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レビュー

仕事もプライベートも頑張っているのに、うまくいかない。いつも目の前のことに追われて窮屈に感じる。たいして好きでもない仕事や楽しみではない約束に人生の大半の時間を費やしてしまっている――そんなふうに感じることはないだろうか。
本書を読めば、頑張っているのにうまくいかない理由と、その対処方法を知ることができる。著者、澤円氏は、その原因を経済学用語である「埋没コスト(サンクコスト)」になぞらえて、あなたの努力を水の泡にしてしまいかねない思考や行動に警鐘を鳴らしている。埋没コストは日常のあらゆる場所に潜み、知らず知らずのうちに人生を停滞させる要因になっているのだという。そうした「人生のコスト」ともいうべき思考や行動を「やめる」ことを提唱するのが本書だ。
ルーティンの会議など、惰性で続けているものを思い浮かべてみてほしい。それらにあなたの貴重な時間を割く価値はあるだろうか。組織に貢献をもたらしているだろうか。「せっかくここまでやってきたのだから」「仕事だから仕方ない」などと「やめる」ことから逃げていると、損害は膨らむばかりだ。
本書は単に、無駄なことをやめましょうと主張するのではない。あなたをがんじがらめにしている思考や行動から解き放ち、もっと自由に生きていいのだと背中を押してくれる。
もし今のあなたが「ありたい自分」の姿と違っているなら、あるいは日々の生活のなかで息苦しさを感じているのなら、本書が救世主となってくれるはずだ。


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