(BluIz60/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)ドナルド・トランプ米大統領が14日、世界保健機関(WHO)への資金拠出を停止するよう議会に指示を送ったと表明。

「基本的な義務を果たさなかった」「中国寄りすぎる」と非難しながら、問題の渦中にいるテドロス事務局長に対する印象を語りました。



■資金提供を一時的に停止か

トランプ氏は現地時間・14日にホワイトハウスで行われた記者会見にて「新型コロナウイルス拡散の重大な不手際と隠蔽においてWHOが担った役割を調査する間、資金提供を停止するよう指示する」とコメント。

WHOは基本的な義務を果たしておらず、ウイルスの世界的流行においてアメリカの惜しみない資金提供を最大限生かすことが出来たのか懸念している旨を明かしました。


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■中国への忖度を指摘

また、ウイルスが当初中国・武漢市で発生したことについて「WHOが専門家を中国に派遣し、現地の情報を客観的に調査した上で中国の透明性の欠如を指摘していれば、この流行を発生源のみで抑えることが出来たはずである」と憤慨し、WHOが中国政府に忖度していたと指摘。

「アメリカは毎年WHOに4~5億ドル、中国は4000万ドルを資金として拠出している」と静かに怒りを露わにしています。



■WHOの片思い?

そんな彼に対し、現地メディアの記者が「テドロス(事務局長)は辞任するべきでしょうか?」と質問した所、トランプ氏は冷ややかな表情を見せながら下記のコメントを発表しました。「私は彼をよく知らないが、問題のある人間であることはわかる。」中々にパンチの効いた一言です。

以前「アメリカはWHOに大いに貢献している。私たちの関係は良好だ。この関係性がずっと続くことを願っていいる」と発言したテドロス事務局長に冷や水を浴びせる形となった様子。

資金以外にも様々な問題を抱えたWHO。
日々ブレブレな発言が世界中で問題視されていますが、アメリカはこのまま離別を決め込むのでしょうか。今後の動向にも注目です。

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(文/fumumu編集部・AKO