会社を退職するか、それとも残るか。決断するのはそう簡単ではありませんよね。
退職を決めた人たちは、どんなことを理由に一歩を踏み出したのでしょうか?

fumumu取材班が、働く中で「よし、この会社辞めよう」と決意した瞬間を聞いてきました。

(1)効率化したら怒られた

「前職の会社では、アナログな仕事のやりかたが多かったんです。Excelの関数でできることを電卓で計算していたり、データにまとめずに紙ベースで保管して管理が煩雑になっていたり。

アナログなやりかただからこそのメリットがあるなら全然いいんですけど、どうやら『変えるのは面倒』という理由のようで。じゃあ自分のやりやすいように変えよう! と、受け持ちの仕事はExcelを活用して時間を短縮したんです。

そしたら、上司から『手を抜くな!』と一喝。その他の仕事でも理解できないことが続いていたので、それをきっかけに退職を決意しました。
仕事を効率化して怒られたのは初めてだったので、納得できなかったですね」(20代・女性)

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(2)業績悪化が著しい

「業績悪化がひどくて、上の人は言わないけどこのままでは倒産もやむなしなのでは? という未来が見えてきたんです。申し訳ないけど、会社と一緒に骨を埋める覚悟はなかったし。

このままこの会社にいても先がないと思って、転職しました。会社を立て直すために必死になれる待遇で雇用されていたら、別の選択をしたのかな。

前の会社には悪いけど、自分の力で会社を盛り上げたいと思えるまで、その会社のことを好きになれませんでした」(30代・女性)

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(3)スキルアップが望めない

「数年働いた会社を、去年退職しました。いちばんの理由は、それ以上同じ会社にいても自分が望むキャリアが築けないと思ったから。


いろいろな経験をさせてもらって、感謝はしています。ただ、それ以上のことができるようになりたかったんですよね。今の会社では、前職では関われなかった部分まで担当できています。

成長の機会や挑戦が限られると、自分のモチベーションにも影響するから。スキルアップが望めない状況にいるなら、別の仕事を検討するのもいいんじゃないでしょうか」(20代・女性)

望む未来を今の会社で掴むことが難しいなら、別の世界に視野を広げるのは悪いことではありません。

自分が仕事に対してなにを求めているのか、じっくり考える時間を作ってもよさそうですね。


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(文/fumumu編集部・nana