このほど再々婚した女優の熊谷真実(64)に対し、「羨ましい」「お幸せに」などと中高年世代から声が上がっている。


「数年前まで、熟年離婚が取り沙汰されたものですが、いまは熟年婚、熟年再婚がそれを上回るほど、取り上げられていますから」と、某女性誌デスクはこう言う。


「離婚経験者の多くは『もうこりごり』と再婚に二の足を踏むもの。財産分与やらで揉めるリスクもありますが、それでも、人生を充実させようというのでしょう。夫婦問題カウンセラーの岡野あつこ氏はそのメリットを『幸せのやり直し』と説かれています。苦い経験をも生かせるというのです」


 人生100年時代。健康寿命を長く、充実させたい。中高年向けマッチングアプリに婚活パーティーと、なるほど婚活市場でも、中高年世代はメインでもあるかのようだ。

熊谷は劇作家つかこうへいと1980年に結婚するも、2年で破局。2012年に18歳年下の書道家と再婚、20年にお相手の故郷でもある浜松に移住したが、こちらも21年に離婚。今回は「一般の方」だそうで、こんな前向きなコメントを出した。


「引き続き女優というお仕事もやらせていただくと同時に、様々な事に興味をもって、学びと挑戦をやめない人生を送りたいと思っています」


 こうした姿勢も、中高年世代には憧れなのかも知れない。


中山美穂も9歳年下のベーシストと再婚間近?


「54歳とは思えないほど若々しく、美しいと評判の中山美穂さんも、9歳年下のベーシストと再婚間近などという説が一部であります」と同デスクは言うし、離婚も再婚発表も、晩婚化のなか、変わってきているのかも知れない。


 女性芸能人でみると、大地真央は12歳年下のインテリアデザイナーと2007年に51歳で再婚。

09年、岩崎宏美は50歳で10歳年下のミュージカル俳優と再婚。菊池桃子は19年、キャリア官僚と51歳で再婚。岡田美里は60歳の22年、再々婚を発表。相手は学生時代から仲良しの一般男性という。


 男性では、市村正親は05年、56歳で24歳年下の女優篠原涼子と再婚(21年に離婚)。石田純一は56歳の10年、21歳年下の女子プロゴルファー(当時)東尾理子と再婚。

加藤茶は11年、68歳の時に45歳年下の一般女性と再婚。布施明は同じ歌手の森川由加里と13年、65歳の時に再婚している。


 芸能リポーターの小柳美江さんが言う。


「熊谷真実さんの再々婚は驚くよりも、やっぱりという思いが先でした。2度目の離婚をされたあと、60代とは思えないほど若々しく、奇麗で。浜松のご自宅を紹介されるお姿から、生活を、そして人生を楽しんでいるのが伝わってきたのを覚えています。

年齢とともにすてきになっていくのですから、同世代から憧れの存在というのも、大いにうなずけます」


 熟年再婚も、誰もがうまくいっているわけじゃない。


■必要なのは経済的自立


「女性芸能人でうまくいっているケースをみると、女性が経済的に自立していることが挙げられるかも知れません。離婚すると、CMに起用されなくなるといった話も昔、『チャーミーグリーン』のCMに出たいなんて話ももうありませんよね。最近はマイナスイメージにもつながりませんし、年齢が再婚や再々婚のブレーキになることもない。経済的にも精神的にも自立していて、それぞれに人生を大切にできるカップルが幸せになっているようにみえます」(小柳さん)


 熟年夫婦が仲良く手をつないでダンスしたり、坂道を上っていく。そんな幸せをつかむには、それなりの努力が必要のようだ。