芸能界きってのおしどり夫婦と評判なのが人気俳優として活躍する反町隆史(50)と松嶋菜々子(50)の2人。とにかく夫婦仲の良さは制作スタッフも思わず目を覆ってしまうほどのラブラブぶりなのだという。


「芸能界には仮面夫婦があまたいるが、反町と松嶋は全く違う。普通、あれだけ売れた俳優同士のカップルは人目を気にするものですが、収録の合間には互いに無言で見つめ合ったり手を握ったり、ハグしたりと全てが自然な所作でイヤらしさをみじんも感じない。本当に仲が良くて、信頼関係がある証拠ですよ」(ドラマ関係者)


 そんな反町と松嶋のラブラブぶりが噂ではなく事実として証明されたのが今月1日に放送された反町主演の特別ドラマ「GTOリバイバル」(フジテレビ系)。基本、芸能界ではタブーとされる夫婦共演を見事にやってのけたのだ。


「この数年間を振り返っても地上波ドラマで夫婦共演を果たしたのは2020年にNHKでOAされたドラマ『Living』の中尾明慶(35)と仲里依紗(34)、23年にTBS系で放送されたドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』の高嶋政宏(58)とシルビア・グラブ(49)くらいです。また、夫婦共演はそこそこの知名度がないと成立しない難しさがある。

しかも、反町と松嶋クラスの夫婦共演はこの10年間、成立したことがない……。フジテレビはよくぞ実現させたものです」(民放編成関係者)


 夫婦共演のハードルの高さについて数多くのヒットドラマを手掛けるプロデューサーが付け加える。


■ギャラは反町は300万円以上、松嶋は50万円以上


「夫婦共演が少ない理由の1つは夫婦で共演することで役のイメージが定着し、互いにマイナスになってしまうから。2つ目は基本、所属事務所が違い調整するのに物凄く時間がかかるからです。最後は夫婦共演だからといっても必ずしもギャラがUPするわけではない。基本は同じです。

ちなみに反町は今回300万以上、松嶋はゲストという扱いなので50万以上といわれています」


 結果、夫婦共演は本当に仲のいい夫婦でないと基本は実現できないというわけ。今回の共演は、視聴率的にも絶大な効果をもたらせた。世帯平均視聴率9.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)、個人視聴率6.0%と見事、及第点だった。


「反町や松嶋以外にも小栗旬藤木直人窪塚洋介などの豪華ゲストが出演した影響もあるが、昨今のフジの視聴率事情を考えれば上出来です。フジテレビは早速、ドラマのレギュラー化及び特番ドラマの制作、さらには映画化第2弾企画を検討し始めているようです」(前出の編成関係者)


 気になる反町と松嶋のリアクションだが……。


「もちろん答えはYESでしょう。

断る理由がありません。『GTOリバイバル』の収録後も自ら運転する車の助手席に松嶋を乗せロケ先の千葉から別荘のある滋賀の琵琶湖まで帰っていったそうです」(前出のドラマ関係者)


 反町と松嶋の新たな伝説が始まるかも。