《そして何よりも、日々応援して下さるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい。より積極的でありたい。

そんな想いから5人で何度も何度も話し合い、会社を設立致しました》


 10日、STARTO ENTERTAINMENTの公式サイトで新会社設立を発表し、ファンを歓喜させているのが、相葉雅紀(41)、松本潤(40)、二宮和也(40)、大野智(43)、櫻井翔(42)の5人グループのだ。


 嵐は、芸能活動から遠ざかっている最年長の大野を含む5人で会社を設立。グループ結成25周年を迎える今年、嵐としての活動を活発化させると期待されている。


「活動休止から3年半。嵐を待ちわびていたファンが何より喜んでいるのが、大野の名前があることでしょう。大野がオーナーを務める宮古島のホテルが3月末に求人募集を開始し、間もなくオープンするというタイミングも大きい。

嵐の活動再開を信じて、ファンクラブ会費を払い続けているファンもたくさんいますから。二宮が『(嵐の復活に)リアリティーを持っている』と発言していた通りの展開になりそうです」(芸能ライター)


 2020年12月31日いっぱいで活動休止して以降も、ファンクラブは継続。グループで再び活動することを信じて少なくないファンが会費を払い続けているが、3年以上も音沙汰がないことから、一部からは不満の声が聞かれた。


「ファンの声は各メンバーも十分わかっていて、これ以上、嵐を有耶無耶にすることはできない中、ジャニー喜多川氏の性加害問題が発生し、旧ジャニーズ事務所が解体的出直しを迫られたのも大きなきっかけとなっています」(週刊誌記者)


 ファンの祈りが通じたのか、ようやくグループでの活動再開が実現しそうな嵐だが、今回の動きを打算的と見る向きもあるという。


■不協和音で解散したSMAPは25周年をふいに


「最近になって独立の噂が報じられたのが、松潤と櫻井です。松潤は23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の視聴率が低迷し、俳優としての先行きが不安視されていました。

櫻井も日テレの『news zero』でジャニー氏の性加害問題へのコメントを避けていたことから、失格の烙印が押されたにもかかわらずキャスターを続行。今後、個人で活動していくには不安要素が多い2人にとって嵐の活動再開は渡りに船といったところでしょう」(前出・芸能ライター)


 そして、なにより大きいのが金銭問題だという。


「SMAPなき後の旧ジャニーズの稼ぎ頭だった嵐は、ファンクラブの会費だけでおよそ120億円の収入があると言われています。今後のファンクラブ運営がどうなるかは見えていませんが、自分たちで新会社を設立したことで、これまで旧ジャニーズにグリップされていた収益の分配割合はかなり大きくなるはず。さらに今年は周年イベントの開催も期待されています。3年以上ぶりということで、大盛況になるのは間違いないでしょう。

またとない絶好の機会ですから、メンバー間の不協和音で25周年のイベントをやらずに解散したSMAPの二の舞は避けたいはずです」(前出・芸能ライター)


 嵐の5人は新会社設立に際して、《これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい》とコメント。グループの活動は以前よりも自分たちでコントロールしやすい状況になっているのも、活動再開の大きな要素の一つと言われている。