とりあえずTBS日曜劇場ファンの心はガッチリ掴んだようだ。14日にスタートした長谷川博己(47)主演の「アンチヒーロー」。


《狂気と悲哀が滲む日曜劇場。この先も楽しみでしかない!》《すごく続きが気になる! 久しぶりにリアタイでドラマを観ようと思った》《こういう大人向けのドラマ好きです》などなど、ネット上のレビューも好評だ。


 14日の初回平均視聴率は世帯11.5%、個人7.0%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。前作の西島秀俊(53)主演「さよならマエストロ」の最終回11.0%を超えており、「合格点と言えるでしょう」と在京キー局関係者がこう続ける。


「長谷川さんが日曜劇場で主演するのは2017年の『小さな巨人』以来で、この間、2020年にNHK大河『麒麟がくる』で主役を務めたこともあってか、業界内外で《ますます演技に深みと色気が増した》ともっぱらです。今回の“ヒーローとは言い難いアンチな弁護士”役は、長谷川さんファンにとっても、たまらないでしょうね」


 制作サイドは「このままヒット間違いなし!」と意気軒高なんて噂話も聞こえてくるが、ドラマの好発進に芸能マスコミも色めき立っているらしい。

芸能ライターの吉崎まもる氏は「これで長谷川さんと鈴木京香さんの“大人の恋”に大きな変化が出てくるのでは。そんな見方もあります」と、こう続ける。


「2人が2010年のNHKドラマ『セカンドバージン』で共演してから、ずっと結婚説、破局説、半同棲の事実婚説など、いろいろとささやかれてきました。長谷川さんも京香さんも私生活は本当に謎、ミステリーで、この14年間、交際についてイエスともノーとも言ったことがない、珍しいぐらいベールに包まれたままの大物カップルなんです。このまま事実婚状態が続くかとも思われたんですが、昨年、京香さんが体調を崩してドラマを降板してから、結婚に対する考え方が変わったという話も漏れ伝わってきています」


■お互いにケジメを付ける?


 その鈴木京香は今年5月で56歳。今年冬に放送される木村拓哉(51)主演「グランメゾン東京」の新作スペシャルドラマに出演と、すっかり復活を印象づけている。


「これまではお互いの家を行き来する半同棲の“大人のパートナー”という関係だったようですが、やはり京香さんが一度体調を崩したことで、お互いにケジメを付けようという意識が強まったとも言われています。鈴木さんが5月に誕生日を迎え、そして『アンチヒーロー』がそこそこの結果を残していれば、6月のドラマ終了という“節目”でいよいよ……そう見る向きは少なくありません。『グランメゾン東京』のSPにも弾みがつきますしね」(前出の吉崎まもる氏)


 いろいろな意味でヒットが期待される注目ドラマとなりそうだ。