初回の世帯平均視聴率が2ケタ発進とまずまずのスタートを切ったのが、長谷川博己(47)主演のTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」。長谷川は今作で弁護士役を務めるにあたり、裁判の傍聴をしたり六法全書を読み込んだりと役作りに没頭するほか、座長という立場で撮影に臨んでいるが、プライベートでさまざまな問題を抱えているという。


「女性自身」(2024年4月30日号)によると、長谷川は高齢の母親の介護問題に直面する一方で、3月から仕事復帰している女優の鈴木京香(55)が病気療養中に身の回りの世話をするなど、献身的にサポートしてきたとのこと。


 2010年放送のNHKドラマ「セカンドバージン」での共演をきっかけに、長谷川は8歳年上の京香と交際をスタートさせている。


「鈴木はセカンドバージンで長谷川と共演した頃、俳優の真田広之と交際中と言われていました。ロスに活動拠点を移した真田を追うように、鈴木は08年に当時の所属事務所を辞めて、ロスに豪邸を購入。仕事があるときだけ日本に帰国するという生活スタイルでしたが、11年に真田と破局。その後、長谷川と交際をスタートさせています」(女性週刊誌記者)


 京香の誕生日(5月31日)が近づくと、女性週刊誌などが2人の“バースデー入籍”を報じるのが恒例となっていたが、今度こそ入籍と言われながら、現在の事実婚状態が10年以上続いているという。


「長谷川が日曜劇場で主演を務めるのは『小さな巨人』以来7年ぶりですが、プライベートで心労が続いているのか、撮影現場などでは疲れている様子が目撃されています」(ドラマ制作会社プロデューサー)


「アンチヒーロー」スタート前の4月11日、番宣のために情報番組「THE TIME,」(TBS系)に出演した長谷川だったが、まさかの寝坊で遅刻するという失態を演じてしまった。



赤字決算の23年はプライベートで奔走?

「遅れて番組にやってきた長谷川の顔色はすこぶる悪かった。連日の撮影の疲れもあるのでしょうが、家族の問題以外にも、個人事務所の経営悪化が報じられるなど、なにかとストレスを感じているのではないでしょうか」(芸能ライター)


 長谷川が代表を務める個人事務所が、23年9月期決算で1400万円の赤字を計上したと報じられている。


「長谷川は芸能プロダクションに所属しているほかに、個人で事務所を経営しています。赤字は投資の失敗によるものではないかと言われていますが、主演を務めた20年のNHK大河ドラマ麒麟がくる』以降、仕事はセーブ気味で、23年の主だった出演は映画『リボルバー・リリー』の1本のほか、CMが数本といった調子でした。その裏では、お母さんの介護のほか、鈴木へのサポートなどプライベートを重視していた年だったことが推察されます。

収入が限られる中、事務所の維持費など経費はかかりますから、この程度の赤字は想定内ではないでしょうか。それに個人事務所はこれまでの累積黒字が1億5000万円以上あるうえに、吸収合併した妹さんが社長を務める会社は23年に1億円以上の利益を出しています。経営状態は何も問題ないはずです」(前出・芸能ライター)


 くしくもハリウッドに拠点を置いている京香の元カレの俳優、真田広之(63)が主演とプロデュースを務めるドラマ「SHOGUN 将軍」がディズニープラスで独占配信され、話題となる中、7年ぶりに日曜劇場で主演を務める「アンチヒーロー」で、長谷川はどんな演技を見せてくれるのか。注目したい。
 
(本多圭/芸能ジャーナリスト)