歌手の浜崎あゆみ(45)が4月に入ってから二方面で旋風を巻き起こしている。自身のデビュー記念日たる8日に発表されたシングル「BYE-BYE」が、その震源だ。


 楽曲リリースと同時に公開されたミュージックビデオに出演する浜崎は制服姿。現在45歳の浜崎が女子高生姿ということで、SNSにはアンチから《制服姿、えっ?って思ったけど炎上商法だと知ってなんか納得した》といった本人をイジり倒す声が上がる一方、ファンからは《女子高生のayuが違和感無さすぎて45歳に見えない》といった賛辞が上がっている。


 ここまでなら、何かとお騒がせな浜崎に対して賛否が上がるという「通常運転」といえる状況だが、もう一方で普段にはない展開を見せているのが、同曲がNHK「みんなのうた」で流れていること、および、それに対して反響が上がっているということだ。


 同曲は今年の4・5月期の歌として連日、NHKの地上波テレビやラジオで流れているが、これに気づいた視聴者から《「みんなのうた」で浜崎あゆみの曲が流れてびっくりした》といった驚きの声に始まり、《今やみんなのうたに浜崎あゆみの時代なのか》といった時代の変化を感じたとする指摘、さらには、《結構あゆサウンド》といった本人らしさが出ていて良いとする好反応も出ているのだ。


 芸能に詳しい週刊誌記者は以下のように指摘する。


「童謡に使われているフレーズを引用しつつも本人お得意のしゃくりが目立つ短調の楽曲とあって、SNSには他にも《子供向けの「みんなのうた」なのにダークな曲で浜崎あゆみワールド全開なの最高すぎない?》といった、その意外性がクセになるとする声も上がっているほどです。

また、番組では浜崎本人が登場する通常版のミュージックビデオとは違って、番組の他の楽曲同様にアニメですが、それも好評を博しています」


「みんなのうた」は、1961年に放送が始まった童謡を中心とする歌番組。そこに登場した「BYE-BYE」が同番組に新たなジャンルを確立するかもしれない。