昨年11月、自身の性加害疑惑を報じた「週刊文春」への提訴を取り下げた後も、芸能活動が暗礁に乗り上げていた松本人志(61)が、ダウンタウンとして再始動するという。
先月25日、ダウンタウンが所属する吉本興業を中心に、動画などコンテンツ制作資金の調達を目的とした匿名投資組合を昨年12月に組成したことが明らかになった。
体調不良を理由に3月10日から活動休止していた相方の浜田雅功(61)は、5月10、11日に開催される自身主催の音楽フェス「ごぶごぶフエスティバル2025」での復帰が予想されていたが、お笑い関係者によると、浜田はすでにテレビ収録に関する打ち合わせをしているという。
「浜田は『こぶこぶ』で息子のハマ・オカモトと2年越しの共演を実現させますが、休養で迷惑をかけたレギュラー番組についても収録に向けて打ち合わせをしています」
すでにラジオ番組で復帰している浜田の一方で、いまだに賛否両論が出ている松本のネットでの復帰が今夏になったのはなぜなのか。
「中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの問題で、中居氏と関係が深かった松本に対しても一部で疑惑がささやかれていました。しかし、さまざまな情報を精査した結果、一連の疑惑が事実無根と判明したことから、松本の復帰に踏み切ったと見られています。もし、松本が疑惑の当事者だったとしたら、出資を受けたファンドの資金でコンテンツ制作なんて到底実現できないでしょう」(前出・お笑い関係者)
■類似事案のもう一人は誰なのか?
中居氏の女性トラブルを巡るフジテレビの問題で、第三者委員会が公表した調査報告書にあるのが、元編成幹部が関わったとされる2件の「重要な類似事案」。そのうちの一つが、10年以上前にある番組出演者がフジの女性社員の前で下半身を露出したというもの。週刊文春はその番組出演者をとんねるずの石橋貴明(63)だと報じている。
「がんで闘病生活を送っている石橋は、事務所を通じて飲み会の参加を認めたものの、女性社員に対して下半身を露出させたことは深酒で記憶にないとコメントしています。類似事案のもう一つが、21年のスイートルームの会です」(芸能ライター)
第三者委員会の調査報告書によると、《最近仕事に対するモチベーションが上がらない、コロナであまり飲みに行けていないため、楽しい飲み会がしたい》というタレントU氏の発案で、その年の12月に開催されたのが、高級ホテルのスイートルームでの飲み会。フジの元編成幹部が主催し、中居氏やタレントU氏のほか、4人の女性アナウンサーらが参加している。
「元編成幹部らは頃合いを見計らって、中居氏とU氏、女性アナ2人を残して部屋を退席。その後、セクハラ行為が行われたとされています。U氏は第三者委員会のヒアリング要請を拒否。SNSではすぐに〝犯人捜し〟が始りましたが、大物タレントや個性派俳優、大物歌手兼俳優、元プロ野球選手などの名前があがっていますが、U氏が誰かは未だに明らかになっていません」(前出・芸能ライター)
晴れて復帰することとなったダウンタウン。一端止んだかに見えた“U氏探し”が再び加速しそうだ。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)
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