中居正広氏(52)の代理人が第三者委員会による報告書に対し、反論とも言える声明を公表した件で、波紋が広がっている。
「反論」では、第三者委がWHOの基準に添って用いた「性暴力」という言葉から想起される暴力的または強制的な性的行為は確認されなかったと指摘。
これに対し、爆笑問題の太田光(60)は18日放送のTBS系「サンデージャポン」で、「少なくとも今の段階で、中居氏としてはあの報告書に関して言えば不公平だと自分は思っているということを言わないと、これから中居も人生があるわけですよね」と理解を示した。
一方、上沼恵美子(70)は、「上沼・高田のクギズケ!」(18日放送・読売テレビ)で、「ややこしいわ! もうしつこいかな」として「記者会見しかないと思うねん。『こういうことなんですよ』って、引退されてるんやけど中居さんの生の声を聞きたい」と苦言を呈した。
実際、SNS上でも、《なんで第三者委員会の会見があった後にすぐ自らの口で異を唱えなかったのか》《個人として生きていく上で個人の名誉の回復はしないと生きていけないでしょ》《じゃあ、なんで引退したの》《見苦しい》などと異論が出ている。
中居氏は「反論」の意図を説明し、さらに会見をすべきなのか。さるワイドショー関係者の話。
「騒動発覚当初の今年1月7日に、中居氏が発表したコメントでは、『一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません』としていたので、範囲が広いWHOの基準の『性暴力』という言葉に異議申し立てをしたかったというのが一番でしょう。名誉回復というが一番だと思います。引退しているので、一切弁明しないという手もありましたが、そこは我慢ならなかったということでしょうね。
そしてさらにこう付け加えた。
「芸能マスコミとしては、もちろん会見して欲しいですよ。現実的には、数字も取れるし、この上なく大きな話題になるでしょうから。しかし、現実的には出てこないでしょうね」
6月のフジ・メディア・ホールディングスの株主総会を前に、事態は、もう一段階、複雑化したことは間違いない。
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