5月16日に公開された永野芽郁(25)主演、大泉洋(52)共演の映画『かくかくしかじか』の公開3日間の興行収入が1億6975万円を記録したことが19日、明らかにされた。観客動員数12万5100人を突破し、実写邦画としては第1位のロケットスタートを切った。

「最終興収10億円突破も見えてきた」と映画関係者の鼻息は荒い。


 永野と田中圭(40)との不倫疑惑報道をめぐり、16日の初日舞台挨拶はメディアを完全シャットアウト。その中で登壇した永野が「この度はご迷惑をお掛けしてすみませんでした」と観客に謝罪して涙ぐむと、大泉洋からハンカチを手渡され、観客から拍手で励まされたという。


「『かくかくしかじか』は永野さんの不倫騒動で公開前に"負け戦"なんて言われましたが、この勢いをキープすれば興収10億円の大ヒットの可能性すらあります。同作品は漫画家の東村アキコさんの同名漫画が原作で、15年にマンガ大賞を受賞しました。東村さんの自伝的な作品で、彼女の幼少時代から漫画家になるまでが描かれています。テーマは美大に合格するために通った絵画教室の"鬼"講師で画家だった"先生"との師弟愛。根強い原作ファンがいることはもちろんですが、大泉と永野の"感動を呼ぶ演技"が大きな話題になっています」(前出の映画関係者)


■"負け戦予想"でも大泉が孤軍奮闘PR


 そして、実際に映画を見た観客からは《永野さんが泣きながら必死に絵を描く姿が本当に素晴らしかった》《もらい泣きをせずにいられなかった》など、永野の演技を高く評価する声が続出している。ただ、それ以上に評価を上げているのは、大泉洋だ。映画では、"鬼先生”日高健三役を演じている。


「大泉さんの演技が素晴らしいのは今さらいうまでもありませんが、今回、永野さんの不倫騒動で、ワイドショーやバラエティー番組のプロモーションは大泉さんが孤軍奮闘で行っていました。騒動を完全スルーするでもなく、ニコニコしながら適度に受け流し、映画の魅力を発信する力もピカイチ。

初日舞台挨拶での"ハンカチオジサン"のエピソードもあり、彼の人間力の大きさが目立つ結果となりました。原作者の東村さんも、永野の演技を褒めていて、優れた作品、素晴らしい人たちに永野は救われた形になりました」(スポーツ紙記者)


 NHKは19日、永野が26年放送の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の出演を辞退したと発表。永野は大河出演こそ逃したものの、大泉の神フォローもあって、女優生命が消えたどころか飛躍の可能性すら出てきた。


  ◇  ◇  ◇


 永野芽郁は不倫騒動の最中から「かくかくしかじか」のヒロインは“適役”との声があった。「清純派」の看板こそ下ろすことになっても女優としては生き残りそうだ。関連記事【もっと読む】永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が…では、同作での永野の活躍ぶりについて伝えている。


編集部おすすめ