故ジャニー喜多川氏の連続性加害の被害者のひとりで、元ジャニーズのアイドルグループ「忍者」メンバーの志賀泰伸さん(56)がTOKIO解散発表を受け、SMILE-UP.(スマイルアップ)代表取締役の藤島ジュリー景子氏(58)へXを通じて25日に送ったこんなメッセージがネットで批判を集めている。
「(株)TOKIO廃業? ジュリー氏あなたが可愛がってきたグループの一つですよね? この状況に過去? の経営責任者として何を思われますか? こんな時に自己保身の告白本ですか? 内容はまだ分かりませんが…残されたタレント達よりも自身が大事? 被害者の方々にもっと寄り添って下さい」
これが報じられると、《TOKIO解散とジュリー氏は何の因果関係もない》などのコメントもあがった。
「ジュリーさんがTOKIOの活動方針やメディア戦略をプロデュースし、マネジメントや事務所運営に関わってきたのは事実です。『株式会社TOKIO』の会社登記簿には取締役として筆頭に名を連ね、社長として経営面でもグループを支えてきました。令和5年(2023)9月30日に辞任し全権を城島茂が引き継ぎましたが、これは、叔父でもある事務所創業者ジャニー喜多川氏の連続性加害が世界的に報じられ、問題になった際に旧ジャニーズ2代目社長や関連会社から引責辞任していた頃と重なります。ですので、あのBBC報道と4ケタにのぼる被害者たちの告発がなければ、今も取締役のままでいた可能性もあるのでは」
一部で「育ての親」と報じられるのも、それなりの理由があってのことなのだ。しかし藤島氏は今回の解散劇に対し何ひとつ対応していない。またスマイルアップ代表取締役として、被害者たちの補償にあたるとしてきたが、表立っての動きは一切報じられることもない。
■「我が子のように」育てたTOKIO解散も、被害者補償問題も「どこ吹く風」
「その補償をめぐって、スマイルアップと被害申告者との間で裁判沙汰が繰り広げられています。補償額などを決める『被害者救済委員会』は査定の詳細をかたくなに明らかにしないことからブラックボックス化ともいわれ、被害者側からは『なぜ被害者である自分たちが訴えられるのか』『寄り添う姿勢など皆無』といった反応が多数あがっています。実際、被害者の声に耳を傾けるような部分はないに等しい。現在のところ2回(4週)連続で申告者ゼロですから、さらに強引な幕引きをはかってくる可能性があります。なにしろ元ジャニーズ在籍者であっても『在籍確認ができない』などと否定し、その在籍の定義からしてブラックボックスなので、どうしようもありません」(関係者)
そうした状況下において、藤島氏が半生を語った単行本「ラストインタビュー -藤島ジュリー景子との47時間-」(新潮社)が7月18日に全国一斉発売される。
「今回の国分太一のコンプラ違反問題、TOKIOの不祥事といい、旧ジャニーズ問題は今も続いているのに、そんなのどこ吹く風と本を出し、さらに復権なんて話も取り沙汰されている。どれだけ悠々自適なんだとの批判もあり、志賀さんの言葉にうなずいているのは被害者たちだけではありませんよ」(同)
スマイルアップをめぐっては「東山紀之社長も本を出版するのではないか」との見方も関係者から出ていて、芸能活動再開の日も取り沙汰されている。
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