テレビ東京の田中瞳アナ(28)が超多忙を極めている。6年間レギュラーを務めた人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2」の4代目アシスタントを6月末に卒業したばかりだが、4月からは「WBSワールドビジネスサテライト」のメインキャスターを務めている。
「現在の担当は、月曜日と金曜日だけですが、田中アナの立ち位置は、11年にわたってWBSの看板を務め、6月末にテレ東を退社した大江麻理子さんの"後継者"です。いずれ帯でMCを担当することになるのは間違いないと言われています」(テレ東関係者)
その布石とみられているのが、7月20日の参院選特番だ。テレ東は「選挙サテライト2025第1部」と「第2部」を計1時間20分にわたって放送し、そのメインを田中アナが務めた。これだけではない。
「9日には、テレビ東京天王洲スタジオで、『テレ東音楽祭2025~夏~』の生放送が4時間半にわたって行われ、その進行役を田中アナが一人でこなしたのです。これは、本来であればMCを担当する予定だった国分太一が、コンプラ問題などで日テレの番組を降板した流れに合わせて、テレ東も彼の降板を決めたため、急なことでした。しかし、田中アナはそれでも、見事に進行役を務めたのです。番組後半では、さすがに疲れの表情が見えていましたけどね」(テレビ誌ライター)
■森香澄や松丸友紀ら人気アナが立て続けに独立
まさに八面六臂の活躍だが、テレ東には田中アナに頼らざるを得ない切実な事情があるという。
「テレ東は、日本経済新聞が主要株主ということもあり、経済情報やニュースに強いアナウンサーを育てる必要性に迫られています。特にWBSは同局の看板番組で、歴代のMCを局の人気アナが担ってきました。大江麻理子さんの後継者を誰にするのか、大変悩ましい時期が続いてきました。というのも、いくらニュース番組を任せても、バラエティー番組で人気が上がると、『もっとバラエティーで活躍したい』と思うようになるのがアナウンサーの本音のようです。
そんな中、白羽の矢が立ったのが、田中アナだった。田中アナは「モヤさま」で人気を博し、フリーになっても十分やっていけるため、テレ東としては、なんとしても退社を阻止したかったのだろうと関係者は語る。
「田中アナは昨年、結婚しており、その流れから退社の可能性も決して低くはありませんでした。だから、テレ東もWBSの後継者に急いで指名したのでしょう」(前出・テレ東関係者)
その結果、田中アナがバラエティーと報道の両方で活躍する状況になっているわけだが、人気が高いのは良いこととしても、健康には気をつけてもらいたいものだ。
◇ ◇ ◇
テレ東を辞めた森香澄も松丸友紀も大活躍。■関連記事もあわせて読みたい。