1961年の操業以来、多くの名車を生産してきた追浜工場を含む国内外7つの工場の閉鎖のほか、2万人削減などのリストラ策が明らかになったのが日産自動車。新車販売が低迷し、25年3月期は減損損失を計上、6709億円の巨額赤字となり経営危機に陥っている。


 そんな中、意外な人物が日産車を愛用していることが話題になった。7月6日に自身のインスタグラムに、愛犬とクルマで買い物に行った様子をアップしたのが木村拓哉(52)。注目を集めたのがスーパースターのキムタクがどんな愛車を所有しているかで、自動車専門メディアやSNSでそれが日産の逆輸入車だと断定されたのだ。


「キムタクの愛車の日産車は、左ハンドルであることから日本未発売の逆輸入車で、新車価格1000万円超のSUVだと言われています。キムタクは、“やっちゃえ NISSAN”で知られるCMや『e-4ORCE』のCMに20年8月~23年まで出演しています。しかし、現在のイメージキャラクターは鈴木亮平で、日産との関係が切れている今も乗り続けていることでキムタクの義理堅さがクローズアップされています」(芸能ライター)


 キムタクと言えば、日産のイメージキャラクターを務める前は、トヨタ自動車のイメージが強かった。


■これまでの愛車遍歴は…


「若者に人気を博したトヨタの初代RAV4のCMに出演したのが94~96年のこと。その後、2000年代前半から10年代後半までカローラフィールダーのCMにも出演。しかし当時、キムタクはCMに出演していたトヨタ車に乗っていないと言われていました。工藤静香の両親が暮らす家に居候状態だった2000年代前半頃の愛車はワンボックスのアメ車で、近所の駐車場で青空駐車していました」(週刊誌記者)


 キムタクは愛犬の散歩や愛娘たちを送迎する様子が写真週刊誌にたびたび撮られてきたが、これまでの愛車遍歴から大型車を好んできたことが分かる。


「サーフィンをしているためボードが積めるクルマが多く、長年乗ってきたワンボックスのアメ車のほか、17年に調布市内で交通事故を起こした際に乗っていたのが、ハマーH2でした。ほかにもレクサスの大型車で次女のKōki,を送迎している様子も撮られています。

一般的に富裕層が好むと言われるフェラーリやポルシェ、ロールスロイスなどでなく、変化球なクルマを好んで乗ってきたのがキムタク流のようです」(前出の週刊誌記者)


 かつてキムタクがドラマで身につけていた洋服や靴、バイクが店頭から消える“キムタク現象”が起こった。日産は自社のクルマをこよなく愛している様子のキムタクを、経営再建中のイメージキャラに再登板させてもよさそうなものだが……。


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 盟友・中居正広氏の引退で好感度爆上がりのキムタクについて、関連記事で詳報している。


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