元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルへの杜撰対応から始まるフジテレビ騒動で、フジの第三者委員会認定の「不適切な会合」への参加を報じられた福山雅治(56)が18日、公式Xで報道を認め、《不安やご心配をおかけしているファンの方には、大変心苦しく思っております》などとコメントした。福山が所属する大手芸能事務所アミューズが自社サイトで声明を出したのに続いて、迅速な対応となった。


 今年3月31日に公開された第三者委の報告書で、フジテレビ元専務の大多亮氏(66)主催の懇親会が2005年前後から年に1、2回程度開かれていて、《大多氏は、懇意にしている特定の男性有力番組出演者との会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた事実が確認された》《当該会合における大多氏や当該番組出演者の会話がいわゆる下ネタ的な性的内容を含んだものであった旨述べる者も多数おり、不快であった旨述べる者もいた》などと記された。


 この《男性有力番組出演者》が福山であったと女性セブンが報じたことで激震が走っている。


 同誌によると、福山は第三者委からのヒアリングを拒否したというが、アミューズはこれを否定。「ヒアリングには真摯に対応させていただきました」と訂正し、これまで福山が名乗り出なかったことについては「懇親会参加者の詮索、特定、誹謗中傷といった個人の生活を脅かすような事態にならないように」配慮したからだと説明した。フジテレビは18日時点で声明などは発表していないが、業界関係者からはこんな反応が上がっている。


「約半年前、『報告書の男性有力番組出演者って“あの大物”じゃないのか?』などと、報道で名前が挙がっても、フジはスルーし続けた。今回、女性セブンが報じなければ、福山雅治の名前は明らかにならなかったのではないでしょうか。福山は93年のフジ系ドラマ『ひとつ屋根の下』で俳優としてブレークし、歌番組も含めて、フジにとって大功労者と呼べる存在です。また9月12日には、フジが『2025年最強最高のエンターテインメント大作』としてPRしている映画『ブラック・ショーマン』の公開を控えています。その主演が福山であることからも、フジに何らかの忖度があるように見えなくもない」(元テレビ局制作キャップ)


■相手によって対応を変える「忖度文化」がいまも継続か


 今回の報道で、先に引退した中居氏、さらに日本テレビがコンプラ違反を発表し、活動休止した国分太一(50)と同じ道を福山もたどるのかと、一部で報じられている。


「福山さんはフジテレビでの仕事のみならず、今もこれからもTBSやNHKの番組にも数多く関わっている。テレビ各局がどう対応し、芸能マスコミがどう報道していくのか、大いに見もの」(同)


 福山と、フジの不適切会合の詳細などは、まだまだ明らかにされていない部分もあるかもしれない。

中居氏、国分も今後の動向を注視していることだろう。


  ◇  ◇  ◇


 関連記事では【文春が報じた中居正広『性暴力』の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?】などもあわせて読みたい。


編集部おすすめ