阿部サダヲ(55)がテレビ朝日系の連ドラ初主演、松たか子(48)と夫婦を演じるマリッジ・サスペンス「しあわせな結婚」(木曜夜9時)。


 スペシャルドラマや映画でも共演し、確かな演技で魅了する2人に加え、脚本は昨年のNHK大河「光る君へ」の大石静氏。

この座組みで放送前から期待する声も多く、初回の世帯視聴率が8%台とまずまずの好発進。しかし、2話以降は6%台が続き、8月14日放送の第5話は「第1部完!」とあおった割にワーストの5%台に。


 ネット上では《ミステリーとしての魅力は感じない》《この2人でやるなら坂本裕二脚本で見たかった》など“期待外れ”という辛口な意見も目立つ一方で、《阿部サダヲと松たか子の芝居を見られるだけで十分》《今まで見たことないタイプのドラマで、さすがの大石脚本》と評価する声も。レビューサービスFilmarksでの評価は5点満点で3.8(29日現在)、テレビの無料配信サービスTverのお気に入り登録数も今期のベスト3に入りそうだ。


 視聴率は8月21日放送の第6話で6%台に戻してきているとはいえ、「評判は悪くはないんですけど、テレ朝木曜ドラマは水曜夜9時の刑事ドラマと並ぶ看板枠で、それにしては寂しい数字ですね」(エンタメ誌編集者)なんて見方もある。


「かつて『ドクターX』シリーズで“お化け級”な数字を出していたテレ朝木9ですが、最近は全話平均で2ケタを超えたのは2022年と24年の岡田将生さん&中井貴一さんの『ザ・トラベルナース』と、木村拓哉さんが主演した22年の『未来への10カウント』、24年の『Believe-君にかける橋-』のみ。視聴率でライバルだったTBS系日曜劇場とは大きな差をつけられてしまっています」(広告代理店関係者)


 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「別に視聴率が2ケタに遠く及ばなくても、熱心に見ている人はいますから“低迷”という言葉は使ってほしくない」と、こう続ける。


「メインの阿部さんと松さんだけでなく、主要キャストの“間”やセリフのない場面での動きなどが素晴らしい。ただ、僕の周辺では中年の新婚カップルのイチャイチャをほほ笑ましく見られるか、気持ち悪いと感じてしまうかで好みは大きく分かれています。ホームドラマやサスペンス、時にクスッと笑わせる要素を巧みに操る大石脚本に役者さんたちはよく応えていると思うんですよね。でも、『第2部スタート』とうたった第6話の、馬場徹さんと吉川美代子さんの部分、面白かったんですが、あの要素の必然性が分かりにくかったのは確か。視聴率に影響するリアタイ視聴者層にも、再生で見る考察班にも、意図が届きにくかったかも」


 ただ、主題歌のOASIS「Don't Look Back In Anger」については、90年代半ばに夢中になった世代には《懐かしい》《連ドラの主題歌で聴けるとは思わなかった、センスいいよね》という声も多数ある。


「最近はOASIS好き芸人、ニューヨークの嶋佐さんのイメージがちょっとついちゃってますが、やっぱり“ブリットポップ”の本家はかっこいい。タイトルを直訳すると“怒りで振り返らない”なんですが、それが終盤に向けて大きな意味を持ってくるはずです」(前出の亀井徳明氏)


 話題ほしさに、終盤に嶋佐がチョイ役で出るなんてサプライズがあったりして? 有終の美を飾れるかどうかだが、次の10月期には“キントリ”こと天海祐希(58=写真)主演「緊急取調室」シリーズの“ファイナル”で枠の威厳を保ちたいテレ朝。結局、人気シリーズと大物頼りになってしまうのか。


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