ビジネス動画メディア「PIVOT」の公式YouTubeチャンネルの配信で自身のコーヒービジネスについて語ったのが、元テレビ朝日アナウンサーでフリーアナの竹内由恵(39)。


 慶大卒業後、2008年にテレ朝に入社した竹内は「ミュージックステーション」「スーパーJチャンネル」などで活躍。

19年に結婚を機に退社し、医師の夫の勤務地である静岡県浜松市に移住。コーヒー好きの竹内が立ち上げたのが「renag coffee」で、3年後の年商1億円を目指し、目標は有名ブランドの猿田彦珈琲という野心的なもの。物件を借り、生豆を仕入れ、購入した中古の焙煎機で焙煎した豆をネットなどで販売。借り入れなどはせず、起業資金は自らの蓄えで工面したという。


「個人からスタートして成功しているコーヒーのブランドは全国各地にありますが、開業しやすい業態でライバルも多いため、困難な道のりになると予想されます。元女子アナの肩書で注目を集められる点が有利に働くでしょう」(週刊誌記者)



元フジの平井理央チョコレートブランドを立ち上げ

 華々しいキー局のアナからフリーに転身後、異業種にチャレンジしているのは竹内だけではない。


「元フジのアイドルアナだった平井理央も『VIVID CACAO』というチョコレートのブランドで起業しています。厳選したカカオ豆を使用しホワイトシュガーや乳製品フリーのほか、乳酸菌入りなのも特徴です」(前出の週刊誌記者)


 だが、コーヒー豆やカカオ豆は20年代に入ってから価格急騰中だ。


「どちらも物価高の影響をくらっている業態ですが、特にチョコは製造委託するなどハードルは低くありません。最初はよその店に置いてもらったりデパートのバレンタインデーの催事などに出店したりして、知名度を高めてECに誘導する形になります。大手の製品に比べて原価が高い上、材料が高品質なため、平井さんのブランドの商品が高額なのも納得です」(経済ジャーナリスト)


■数少ない成功例も


 甘い世界ではないが、ビジネスで大成功しているアナウンサーの先輩も実在している。


フジテレビ問題で物言う株主といわれるダルトン・インベストメンツが指名した新取締役候補として話題になったのが、元フジアナの坂野尚子さんです。

坂野さんは1980年にフジに入社し、黒岩祐治神奈川県知事らと同期。87年に退社後、米コロンビア・ビジネススクールでMBAを取得し、外資系コンサル会社を経て94年に人材会社『キャリア戦略研究所』を設立。ほかにもネイルサロンを全国展開し事業家として成功しています」(前出の経済ジャーナリスト)


 偉大な先輩の後に続くことができるか。


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 竹内由恵といえば、テレ朝退社後もチラホラテレビで見かける。関連記事【もっと読む】武内陶子、吉田明世、竹内由恵…「ネプリーグ」共演でわかった元女子アナの実力と貫禄…では、本人のフリーアナウンサーとしての実力について分析している。


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