大麻所持で警視庁に逮捕、起訴された俳優の清水尋也被告(26=写真)が9月24日、200万円を払って保釈された。所属事務所も同日、《今後、司法の判断を尊重するとともに、本人に対して厳正に向き合い、自らの過ちを深く自覚し、更生の道を歩むことを求めてまいります》などと謝罪コメントを発表したが、スポーツ紙デスクは「清水被告の周辺はもちろん、芸能界は戦々恐々です」と話す。


 清水被告は9月3日に警視庁薬物銃器対策課に麻薬取締法違反(共同所持)の疑いで逮捕、22日に東京地検に起訴された。自宅マンションで乾燥大麻およそ0.4グラムを所持していたとされるが、自宅で一緒に逮捕された同居女性は不起訴に。


「清水被告に関しては、《2019年に語学留学したロサンゼルスでのホームパーティーで大麻を初めて使用した》などと詳細な供述内容が報じられています。裏を返せば、それだけ清水被告は入手ルートなどを含め、かなり突っ込んだところまで口を割っていると考えられる」(前出のスポーツ紙デスク)。


 実際、同課は、清水被告が保釈された24日までに、清水被告と仲が良かったという俳優の遠藤健慎容疑者(24)とアルバイトの20代男も逮捕している。犯罪ジャーナリストの田代篤氏がこう明かす。


「この20代の男が売人から大麻を買って清水被告と一緒に吸っていたようですが、今後、芋づる式に他の逮捕者が出る可能性が高い。有名人を逮捕して”一罰百戒”というのは、当局がよくやるパターンですが、相手が大物すぎると妙な横やりが入って取りこぼすケースも。清水被告のようなブレーク寸前の若手俳優というのは、大物に比べて警戒心も薄いので狙い撃ちにしやすいとも言える。芸能人などVIP相手の口が堅い売人は、意外と狭いサークル内で”共有”されているので、誰か1人でもしゃべってしまうと芋づる式になりやすいのです。そこから大物を狙っていくケースもある」


 遠藤容疑者は容疑を否認しているというが、「当然、過去に清水被告と共演した俳優仲間や遊び仲間などはとっくにマークされている」(前出の田代篤氏)。2023年12月に"大麻取締法"が改正され、「所持」と「譲渡」に加えて「使用」も禁止と厳罰化、取り締まりも厳しくなっている。

芸能界が戦々恐々なのも当然か。


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