米倉涼子(50)が、出席するはずのイベントを立て続けにキャンセルしていることを、9月22日配信のNEWSポストセブンが報じ、各方面に波紋が広がっている。


 同誌によると、25日に「ジャガー・ランドローバー」日本法人が主催のイベントで、米倉はSUV「ディフェンダー」のアンバサダー就任発表を予定していたものの直前にキャンセルし、結局「ディフェンダー」の新作発表会となるはずだったイベント自体が中止に。

また、17日に行われた「BARNEYS NEW YORK」銀座本店のリニューアル記念イベントも、直前になって辞退、欠席していたという。


「タレントにとって、このようなトップクライアントのイベントに出席することは、計り知れないメリットがあります。米倉クラスの人気女優だと、一般的に1回のイベントで数百万円というギャランティーが発生し、一定期間、無償で新商品の提供も受けられる付加価値もあると言われています」(ベテラン芸能マネジャー)


 さらに、こんな大事なイベントを直前にキャンセルするとなると、理由によってはクライアントからの損害賠償が請求されてもおかしくない。そうした事情も踏まえ、「もし私がマネジメントを任されているタレントだったら、這ってでも現場に連れて行きますけどね」と続けた。


 現時点でこのドタキャンの理由は“体調の都合”“事務所からの申し出”としか公になっていないが、芸能関係者の間で囁かれているのが、米倉の持病の再発である。


 2019年、米倉は当時の所属事務所を通じて「低髄液圧症候群」を患っていると公表した。さらにその3年後には「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」を理由に、ブロードウェーで再演予定だった「CHICAGO」を降板している。


 24年6月には、「とても素晴らしい先生に出会って昨年8月に手術をし、5月くらいから急に元気になってきました」と話していたのだが、ここにきて急速に体調が悪化、持病が再発してしまったのか。米倉を20年以上にわたり取材し続けてきた芸能記者がこう言う。


■体調はいたって元気と答えていたのに…


「50歳を迎えた翌日の今年8月2日と3日に開催された、自身の半世紀を振り返るスペシャルステージ『RYOKO YONEKURA─DISFRUTA DISFRUTA─』で“体調はいたって元気。治療も順調です”と答えていました。彼女が大好きなインスタグラムの投稿も、8月19日までは頻繁に更新していました。

うかつなことは言えませんが、この1カ月での急変ぶりがにわかには信じられず“何か別の事情”があるのでは……なんて勘繰ってしまうわけです」


 その8月19日の「ひとりぼっちで免許証更新 不安…」というインスタ投稿から、今月17日のイベントのドタキャンまでの“空白の1カ月”に、一体米倉に何が起きていたのだろうか。


「実は水面下では、米倉の地上波連続ドラマ復帰に向けて順調に動き出していたのです。ところが最近になって急に、米倉側から無期延期を言い出してきたのです。この企画には米倉自身もノリ気だっただけに、関係者はただただ唖然呆然です。座長としての責任感は人一倍強い彼女が“できない……”と言うのだから、よほどの理由があるのだろうというのがもっぱらの評判なのです」(テレビ関係者)


 大手芸能事務所から独立し、自身が経営者となって個人事務所を運営していく立場になれば、米倉も冒頭のイベントのドタキャンがどんな意味を持つのかも十分把握しているはずだ。それでも決断せざるを得ない何かのっぴきならない事情があるのか。ファンのためにも、真相究明が待たれる。


(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)


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