長く韓国では、日本の歌謡曲をテレビラジオでかけるのも、国民が歌うのも禁じられてきた歴史がある。
建国は、1948年(昭和23年)。
その20年後に日本で大ヒットした歌謡曲がある。いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」。いくら国が禁止していても、ラジオのエアチェックすれば、日本の歌謡曲など安易に聞くことはできる。海賊版として韓国に入ったレコードもあるだろう。
その前にも人知れず何曲かあったかもしれないが…この「ブルー・ライト・ヨコハマ」が韓国で裏大ヒットしていたのだ。一過性のヒットにとどまらず、今でも韓国の方々が喜んで歌う最初の日本の曲だ。

その他の写真:ヨコハマ イメージ

 ちなみに、この次は1980年の五輪真弓さんの「恋人よ」まで待たなければならない。「恋人よ」に対抗するように日本では「釜山港に帰れ」が競作でヒットした。このころは、ソウルオリンピックもあり、もう国が法的に禁止しても国民は言うことを聞かなかっただろう。

 しかるに、いしだゆみさんの貢献力は賞賛に値する。

 甲状腺機能低下症が死因だが、甲状腺を患うと太れないと聞く。覚せい剤をやっている大女優というと彼女の名前がネットに踊った。
彼女は持病を公にしなかった。
東京タワーの見える1ルームマンションに一人住まいし、夜7時には就寝し、朝方起きて、何時間か散歩する。ファーストフード店やコンビニで人間観察をするのが趣味。断捨離もすっかり済み、朝ドラのヒロインモデルにもなったお母様の遺品だけを手元において暮らしていた。暗くなったらすぐ寝るから、冷蔵庫くらいしか電気代がかからないと徹子の部屋で笑っていた。

 大阪という同郷の和田アキ子さんがいじめられていると、かばったり。どうしようもないダメンズのショーケンの妻(事実婚)として毅然と記者会見もした。

 「わたし、からっぽなんです。なにもないんです」。やはり徹子の部屋で言った。違います、韓国に「ブルー・ライト・ヨコハマ」入れただけでも、なにもないことはないです。合掌。

【編集:fa】
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