日本のみなさんにはおなじみの「羊羹(ようかん)」。その歴史を紐解くと、中国の「羹(あつもの)」と呼ばれるお吸い物をルーツとし、日本で独自に進化を遂げたお菓子だ。
高級料亭で提供されるような羹とは一線を画し、あんこを主役とした日本の羊羹は、まさに独自の「食文化」と言えるだろう。

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 さて、この日本の羊羹が今、韓国で新たな菓子として注目を集めている。韓国では「ヨンヤンガン」と呼ばれ、その軽さと栄養価の高さから、間食や非常食としての人気が高まっている。主原料である小豆は炭水化物やタンパク質を豊富に含み、つなぎとなる寒天は食物繊維やサポニンを含んでおり、消化にも良いという優れものだ。

 アルミパックで個包装された羊羹は、持ち運びや保存にも非常に適している。かつては100年前の羊羹も食べられたという逸話があるほどだ。登山やランニング、ゴルフ、あるいは震災時の備蓄品や補給食として、その利便性は計り知れない。

 また、祖母と孫が一緒に食べるようなノスタルジックなおやつとして、「ハルメニア」という食文化も注目されており、羊羹の人気を後押ししている。

 こうしたブームを受け、食品各社は伝統的な味を守りつつ、現代風にアレンジした「ナウ」な羊羹の開発に躍起になっている。

 日常的に食べるのはもちろんだが、災害時に備えてオーソドックスな羊羹とチョコレートを非常袋に入れておくのもおすすめだ。古川名物・松倉の「パパ好み」のようなお菓子も、非常食として非常に優秀だ。

 日本も負けずに、羊羹の魅力を世界に届けていこう!
【編集:fa】
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