【その他の写真:国連WEBページから】
中国はある意味世界一大きい国だ。
そのころ、中国は内乱の中にいた。多くの有能な国民が殺され、また、その逆もあった。一時、中国は平和な国になったかのように思えた。社会主義国家ながら、民主主義のいいところも取り入れ、国民に自由が与えられたかのように思われた時期もあった(はずだ)。
2020年12月、国連総会で、唯一の被爆国・日本が提出した核兵器廃絶決議案が、150カ国の賛成を得て採択された。しかし、国連の決まりなどどこ吹く風のごとく、核を含めた通常戦力を増強する中国の動きについて、この採択で制限がかかるとは思えない。
毎年、この決議案はお約束のように採択され、27年目になる。それを無視するかのように、中国やロシア、北朝鮮にシリアの4カ国は反対をしている。世界各国が、少なくとも同じ方向を見ていないのだ。
15ある国連特別機関・組織のうち4つの代表に、いつのまにか中国人がなっている。食糧農業機関をとっても、その影響力は絶大だ。世界の各国の動向を左右する重要な4つを中国が押さえているということだ。「国連お墨付き」国家に、いつのまにか中国がなっている。
そのことを考えると、たとえ国連のトップが中国人でなくても(人事はあくまでも国の持つ力ではないのだ)、じわじわと国連の内部の重要ポイントを中国が握ることで、世界を支配する力を付けているとも言える。
中国は、今習近平が治めていると、多くの人が思っている。しかし、本当にそうか。裏に必ず、中国国家を掌握している人物はいるはずだ。
国民的には、民主主義を謳歌しているように見えるが、中国を侮ってはいけない。27年採択されていたとしても、「うちは反対している」その一言で核のボタンは中国に握られ、国連すら中国の支配下になっている日が突然来ることを。まるで、突然新型コロナが現れたように。
そして、米ドルから人民元へ。基軸通貨のシフト計画も実行中だ。
【編集:fa】