【その他の写真:神戸市イメージ(公式WEBサイトから)】
筆者の知識では、今、男女を明確にしたハローワーク求人は禁じられている。男を採りたい、女を採りたい、何歳ぐらい以外お断りは、書類選考や面接でやれば、とりあえず男女雇用機会均等法に触れることはない。ましてや、国籍を問うのは、いかがなものであろう。
神戸市は、韓国人(韓国籍)で、大卒、経験1年から20年(新卒も可ということか)のIT技術者を求めていた。求人内容を見ると、CEFR(ヨーロッパ共通参照枠=TOEICの類似)のB2程度の英語力を持ち、神戸市の理念やミッション、基本的考えに共感できる人なら大丈夫そう。
なのに、国籍指定は「韓国」一択…。
期間職員や非常勤職員ではなく、立場としては地方公務員=市職員になり、問題を起こさない限り定年までその地位は保証されるようだ。
基本給は、35万円。ボーナスなども入れて、年収は650万円~700万円になる。さすが神戸市、地方都市のなかでも年収は高く設定してある。昇給は年1回ある、ボーナスは2回。
とりあえず、韓国人でなければならない理由は一つも見つからない。ITが韓国の特殊技術としても、だったら、インドの方がもっと高度なトップクラスの技術を持っている人だっている(こんな給与水準では、履歴書など出さないだろうが)。
コロナ禍で、急に職を失った、とても優秀な、神戸在住生粋の神戸人、三代遡っても神戸から身内が転出したことがないというタイトな条件を出しても、韓国籍の方を雇うよりは、選べる人材が来ると思うが、この認識も、ヘイトになるのだろうか。
重要なミッションと思われるのは「個人情報を中心とする運用ルールの作成」。日本国籍を持たない、韓国人が、日本人、神戸の日本人の個人情報を握る仕事をしても大丈夫なのだろうか。日本人の方が、情報漏洩するとか市長が言い出したら、もう神戸は行政として成り立たない。
なぜ、韓国国籍の職員は必要なのか、明確にはなっていない。
しかも、求人は、民団のHP.見られる人が限られている、なのに、なぜ、韓国人を公務員にしようというのだ。
残念ながら、この情報がネット上に拡散し始めた途端に、求人は終了した。
なんだろう、このモヤモヤした感覚。この確実に韓国には明瞭で、日本人には不明瞭な求人は。そりゃあ、ルミナリエも中止になるわけだわ。国籍限定募集を出したのは、きっと深く口外できない、複雑な諸事情があったと推察するけど。
でも、くれぐれも気を付けて、神戸市民の皆さん。皆さんの個人情報は、韓国に筒抜けです。
【編集:fa】