【その他の写真:フィリピン・マクタンセブ空港の通用路に置かれていたパナソニックテレビ台(2022年5月11日)】
かつては、家電品は、精密かつ故障が少ない日本製が人気だった。しかし、故障の少なさゆえに、かなりの期間使用できた。長く使えることは消費者にとっては喜ばしいことだが、販売者になると儲からないということ。
次々に日本のメーカーは、生活必需品:白物家電業界から撤退した。白物ではないが、テレビも同じことである。しかし、4Kや8Kなど最新技術を要するものは、日本人技術者が開発に携わっている。
若者のテレビ離れは加速している。それは、パソコンやスマホ、タブレットといったテレビという場所を取る家具ではないもので、リアルタイム視聴することができるから。自分にあったもので、自分の生活に合わせてテレビを見る。世界的にそんな風潮になってきている。
見るか見ないかわからないのに、さらに単なるインテリアという存在のテレビに、お金をかけるだろうか。だったら、安い韓国製で充分なのだ。
そんな背景をまったく無視して、売れ行きだけで狂喜乱舞してもしかたあるまい。儲かるのは会社。またはそこに勤めている国民のごくごくわずか。世界のニーズ1位とりましたしか、お金が落ちてこない韓国人のプライドなのだ。実に、安っぽい自己満足である。
(筆者はかつて、家電付きアパートに住んでいたことがあって、洗濯機が、SAMSUNGだった。
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