食卓に欠かせないハクサイ。特に鍋ものにはマストの食材ですよね。

約50枚以上もあるといわれている葉はやわらかい部位と硬い部位に分かれていますが、部位ごとに合う料理が違うことをご存じですか。カゴメがハクサイの秘密を教えてくれました。

ハクサイは部位ごとに料理のタイプで使い分け

ひとくちにハクサイといっても、部位ごとに食感が違います。巻きの外側と内側、緑色と白色の部分など、それぞれ味わいが違うのもハクサイの醍醐味です。どこを食べてもおいしい冬の名物といえるでしょう。

ただ、「部位ごとに向いてる料理が違う」と聞けば気になるものです。カゴメによると調理法によって適した部位が違い、部位ごとの特長を活かすことがおいしさアップの秘密なのだそう。

1.【外葉】油を使う料理に最適

外葉は食感が硬く、食べるとほどよい苦みを感じる部位です。白い部分と葉を切り分け、繊維を断ちきるようにそぎ切りにして使いましょう。

外葉は油と相性がよいそうで、カゴメのおすすめ料理は炒めものとのこと。強火で一気に炒める途中、水を少量加えて蒸気で火を通すのもおいしさアップのコツです。

2.【内側の緑が残る部分】鍋ものに最適

内側の芯と緑が残る部分は、適度な厚みと弾力が楽します。甘みと苦みのバランスもよいため、シャキシャキした食感とハクサイならではの味わいが楽しめます。

包丁の刃先をハクサイに当て、引くように切るのが下ごしらえのコツ。繊維を傷めないため、アクが出にくくなるそうです。

カゴメおすすめの料理は鍋料理です。少し手間がかかりますが、ハクサイを1枚ずつゆで、一口大に縦に巻いたものを入れると食べやすいというプチテクニックもあるそうですよ。

3.【内側の黄色みがかった部分】煮ものにおすすめ

内側の中心に近い部分には黄色みがかかっています。繊維のやわらかさと甘みが特徴的です。切る時は繊維に対して横に包丁を入れましょう。

また、下ゆでをする場合は切る前に1枚ずつゆでたほうがうまみを逃がさないそうです。ひと手間かかることは確かですが、これでハクサイのおいしさがアップするならトライする価値があるのではないでしょうか。

この部分は蒸し料理や煮ものが向いています。十分に火を入れながら加熱するのがおいしさアップのコツだそう。

火を入れることによって繊維がやわらかくなるとのこと。料理のひと手間にぜひ加えたい豆知識です。

4.【黄色い中心部分】生食でOK

ハクサイの中心部分はもっとも甘みが強く、やわらかい部位です。サラダやお漬物、あえものなど、生食でいただきましょう。

火を入れる場合はじっくりと時間をかけて加熱し、引き出された甘みとトロトロ食感を楽しんでください。スープや汁もの、グラタンなどがおすすめです。

また、捨ててしまいがちなハクサイの芯もおいしく利用できるそうです。

4つの部位に加え、捨ててしまいがちな白菜の芯も調理に使えます。芯はもっともうまみが凝縮されている部分。白菜を使った鍋や煮ものを作るときは、一緒に入れて味出しとして活用しましょう。


カゴメ VEGEDAY ーより引用

外葉も内側も、そして芯まであますところなく使えるハクサイ。料理ごとに部位を使い分けて、食卓を楽しみましょう。

[文・構成/grape編集部]