ガルクラ・トゲナシトゲアリ＆ダイヤモンドダストがアニメとリンクした演出で一夜限りの豪華パフォーマンスを見せる！

アニメ「ガールズバンドクライ」と連動するリアルバンド・トゲナシトゲアリ。TVアニメ放送終了後も精力的にライブ活動を続け、9月23日(火・祝)にはアニメ内でも目標にしていた日本武道館でのワンマンライブを控える彼女たちが、アニメ本編に登場するライバルバンド・ダイヤモンドダストを迎えての2周年記念ライブ「『ガールズバンドクライ』2nd Anniversary LIVE」が4月27日(日)、東京・Kanadevia Hallにて開催された。

開演前から大熱狂の『ガールズバンドクライ』2nd Anniversary LIVE

会場となるKanadevia Hallは、アニメ第5話でダイヤモンドダストがライブを行ったTOKYO DOME CITY HALLの新名称。アニメ内では野外イベントや別日での対バン企画といった形で対決していた二つのバンドが、リアルで直接対決するとあって、この日のホールは開演前から超満員のファンの期待でヒートアップ。

背面スクリーン全体にアニメ本編映像が流れた後、ステージにはトゲナシトゲアリのVo.井芹仁菜役の理名、Gt.河原木桃香役の夕莉、Ba.ルパ役の朱李が登場。朱李から2周年を迎えられたことへの感謝と共に「今日は特別な夜になります。ぜひ楽しんでいってください。私たちも楽しみます！」と元気いっぱいのあいさつが。その後、静かに降りてきた紗幕に投影されたOP映像と共に演奏する「雑踏、僕らの街」で、この日のライブはスタートした。

朱李のコーラスでさらに厚みを増した「極私的極彩色アンサー」後のMCでは、夕莉が桃香としてあいさつしたり、朱李が大好きな野球について語ろうとするも、理名に「2周年ということで、序盤からその話は...」とNGを出されてしょんぼりするなど、トゲトゲらしさがあふれる自由なトークが繰り広げられた。

「理想的パラドクスとは」「傷つき傷つけ痛くて辛い」「運命に賭けたい論理」と、今までのライブで何度となく披露されてきた楽曲も、朱李と夕莉のコーラスが加わり、さらに完成度を高めたパフォーマンスを披露した彼女たち。続くMCで理名が、仁菜がダイヤモンドダストのライブを今日と同じ会場で観ているシーンが登場するアニメ第5話についてトークを展開する。「命の次に大切な宝物」と仁菜が思っている大好きなバンドに、決別した親友・ヒナがボーカルとして加入していることを知った仁菜が、あまりの衝撃と混乱に「先に無意味に叫んで気持ちだけ吐き出しちゃう」とすばるに告げてから叫んだセリフを再現すると、会場から大歓声が沸いた。

「ここからはもっともっとストーリーに入り込んでライブを進めていこうと思います」という理名の言葉に続いて、彼女たちのはじまりの曲「名もなき何もかも」を披露。

一度、メンバーがステージを去ると、アニメ第5話でのダイヤモンドダストのライブ・シーンが映し出される。そして、ヒナ役の近藤玲奈、ナナ役の松岡美里、リン役の漆山ゆうき、アイ役の宮白桃子が、お揃いの華やかな衣装をまとって登場。それぞれに楽器やドラムスティックを手にして、「ETERNAL FLAME ～空の箱～」をリアルにパフォーマンスすると、会場の熱気が急上昇。アニメ第8話での桃香＆仁菜とダイヤモンドダストとの絡みのシーンを上映した後、ヒナもギターを背負っての「Cycle Of Sorrow」が終わると、ダイヤモンドダストのメンバーが小指を立ててトゲナシトゲアリに宣戦布告。理名たちトゲナシトゲアリメンバーもアニメ同様に小指を立てて迎え撃つ覚悟をみせると、会場からは歓喜の声が沸き上がった。

アニメ第11話の野外フェスで身に付けていた衣装で再びステージに登場したトゲナシトゲアリメンバーは、同回でのリハーサルシーンをステージ上で完全再現。ルパのサウンドチェックの流れを汲むベースソロから始まる「空白とカタルシス」では、理名が仁菜として「間違ってないって叫んでやる！」というセリフが加えられた。

観客のハンドクラップ＆シンガロングで、トゲナシトゲアリのライブでのピークとなる「爆ぜて咲く」の後は、アニメ第13話で描かれたバレンタイン対バンライブが再現。「私たちのはじまりの目撃者になってください！」というセリフの後、「運命の華」とアニメED主題歌「誰にもなれない私だから」で本編を締めくくった。

アンコールでは、3月12日(水)リリースの最新配信シングル「ダレモ」と2024年のクリスマスにリリースした「最期の禱り」を初披露。

最後は、この日が誕生日のドラム、安和すばるを会場全体でお祝いしてから、ダイヤモンドダストがステージに再登場。

全員がキャラクターに合わせてヘアスタイルを寄せたことを明かした声優陣に大きな拍手が沸くなか、ヒナと同じく、ヘアスタイルをツインテールにした近藤が似合っているか不安な様子を見せるも、会場から「可愛い！」と声が飛ぶと安心したような笑顔を見せていた。

最後は、各キャストから観客に向けて感謝の言葉が贈られ、ヒナ役の近藤からは、3rd ONE-MAN LIVE"咆哮の奏"をダイヤモンドダストのメンバー全員で見守っていたこと、そして、この日、ステージに立って作品の楽曲を届けることができて幸せだった、とコメント。そして、理名の「ダイヤモンドダストのライブを客席から観られなかったことが今日の唯一の心残り」とのコメントで、この日のスペシャルライブは笑顔で締めくくられた。

文＝中村実香

ライブ情報

『ガールズバンドクライ』2nd Anniversary LIVE

配信情報
【チケット販売期間】
2025年4月25日(金)12:00～6月22日(日)21:59

【視聴期間】
2025年6月6日(金)19:00～6月22日(日)23:59
※2025年6月6日(金)19:00よりライブ映像プレミア配信を実施。本編ライブ配信終了後、視聴期間内は何度でもライブ映像をご視聴いただけます。

トゲナシトゲアリ LIVE in 日本武道館“奏檄の叫”
日時：2025年9月23日（火・祝）
時間：OPEN/16:30　START/18:00
会場：日本武道館

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