何度も書いている気がするけれど、BMWの1シリーズが希少なコンパクトFRであることは何度でも書きたくなる。
このサイズは室内空間を優先したFF(前輪駆動)が主流で、FR(後輪駆動)はもはや絶滅危惧種。
そんな1シリーズがラインアップを一新し、過去に特別仕様車として販売したモデルをカタログモデルに昇格させた。これは現行モデルのフィナーレに向けた施策と考えていいだろう。
1シリーズの新ラインアップは華やかだ。まず「118i」と「118d」に、「ファッショニスタ」と「M Sport エディション シャドウ」が加わった。

女性をメインターゲットとした「ファッショニスタ」は、温かみのあるオイスター色のシートが印象的。ストップ&ゴー機能付きACCやコンフォート・パッケージ、パーキング・サポートパッケージといった快適&安全装備も搭載する。ボディカラーは専用色のシーサイドブルーをはじめとした3色から選べる。

「M Sport エディション シャドウ」には、ダークヘッドライトやハイグロスブラックのキドニーグリル、ジェットブラックの18インチホイールといったスポーティかつ妖しいオーラを漂わせる装備が奢られる。快適&安全装備は「ファッショニスタ」と同等レベルが揃う。

「118i」は1.5L直噴ターボガソリン(136ps/220Nm)、「118d」は2.0L直噴ディーゼルターボ(150ps/320Nm)を搭載。いずれも8速ATを組み合わせ、JC08モード燃費は前者が18.1km/L、後者が22.2km/Lをマークしている。

さらに、今回が初登場となる「M140i エディション シャドウ」も見逃せない。搭載するエンジンは、他グレードとは次元が違う3.0L直6ターボ。最高出力は340ps、最大トルクは500Nmにまで到達し、1シリーズのコンパクトなボディを強力に加速させる。

そのほか、オービットグレーの18インチアルミホイールやブルーステッチが縫い込まれたブラックのレザーシートなど、高い走行性能に相応しいスポーティな専用装備が採用される。
■グレードおよび価格
118i ファッショニスタ=379万円
118i M Sport エディション シャドウ=379万円
118d ファッショニスタ=404万円
118d M Sport エディション シャドウ=404万円
M140i エディション シャドウ=652万円
(zlatan)
画像元:BMWジャパン












