アウディの4ドアクーペ「A5スポーツバック」をベースとした初めてのRSモデル、新型「RS5スポーツバック」が登場した。
このモデルはレーシングカーを彷彿させる性能やスリリングなデザイン、さらには高いユーティリティをも兼ね備えた“万能性”が魅力で、RSモデルの25周年に相応しい1台に仕上げられている。
ワゴンの「RS4アヴァント」以上の美しさ、2ドアクーペの「RS5クーペ」以上のユーティリティ性……、新型RS5スポーツバックはファンが待ちに待ったモデルとも言えるだろう。

ボディサイズは、全長4,780×全幅1,860×全高1,390mm。パワートレーンは他のRSモデルと同じく、2.9LのV6ツインターボ+8速AT+クワトロ(フルタイム4WD)を搭載する。

そのスペックは驚異的で、最高出力は450ps/5,700-6,700rpm、最大トルクは600Nm/1,900-5,000rpmを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.9秒、最高速は280km/hにまで達する。
一方、アウディ独自の燃焼方式であるBサイクルをはじめとした効率化によって、燃費はJC08モードで11.2km/Lと良好な数値をマークしている。

足回りには、DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)付スポーツサスペンションプラスや、後輪左右の駆動力を最適化に配分するスポーツディファレンシャルを標準装備し、ハイパワーを余すことなく路面に伝えるとともに、優れたコーナリング性能や操縦安定性を実現した。

スポーティかつエレガントな内外装も見どころ十分。外装では、「quattro」ロゴを配した専用のシングルフレームグリルや大型エアインレット、リヤディフューザーなどを採用し、ダイナミックなキャラクターを強調する。

また、標準装備のマトリクスLEDヘッドライトはカラーベゼルの採用によって他グレードとの差別化を図り、ブリスターフェンダーが伝説のマシン「Audi quattro」を彷彿させる。

内装では、アルミニウムレースのデコラティブパネルや上質なアルカンターラを奢り、スポーティかつ上質な空間を演出する。ダイヤモンドステッチングが施されたSスポーツシートに身を預け、エンジンを目覚めさせたなら、走る衝動を抑えるのは難しいだろう。価格は1,263万円。
(zlatan)
画像元:アウディ ジャパン












