カプコンは5月9日、2024年3月期の決算を公開しました。

2024年3月期の連結業績は、売上高が1,524億1000万円(前年同期比21.0%増)、営業利益が570億8100万円(前期比12.3%増)、経常利益が594億2200万円(前期比15.7%増)、親会当期純利益が433億7400万円(前期比18.1%増)です。


◆『スト6』『ドグマ 2』牽引し、過去最高益を叩き出す
カプコンの当期デジタルコンテンツ事業は、eスポーツ展開も行なっている『ストリートファイター6』、2024年3月に発売した『ドラゴンズドグマ 2』に加えて、IPの認知拡大と新たなファン層の獲得を図るプロモーション施策などにより年間販売本数が4,589万本と、前期4,170万本を上回りました。

また『バイオハザード』『モンスターハンター:ワールド』など主要シリーズは、高収益のリピート作として2024年3月期も引き続き貢献していたとのこと。

さらに、前述の主力コンテンツと映像や『モンスターハンター』シリーズ20周年を含めたゲーム関連商品の展開、eスポーツとの連携を強化。

そのほかアミューズメント施設事業における店舗運営や新業態店舗の推進、アミューズメント機器事業でのスマートパチスロ展開などが収益の向上に貢献し、売上高は過去最高に。すべての利益項目で7期連続の最高益を達成するとともに、11期連続の営業増益となりました。

なお、カプコンは2025年3月期の連結業績予想について、売上高1,650億円、営業利益640億円と12期連続の営業増益、全ての利益項目で8期連続の最高益の見込みとしています。