8月真っただ中ということで、夏休みはちょっと遊べる時間があるぞ!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?たくさんの遊びがある時代ですが、今回はその中から「TRPG」「マーダーミステリー」を紹介したいと思います。

まず、「TRPG」とは何か?「テーブルトーク・ロールプレイングゲーム」の略です。


簡単に言ってしまえば、サイコロを使って会話で進めていくゲームとなります。ゲームは、キーパーやゲームマスター(GM)と呼ばれる進行役と、キャラクターを動かすプレイヤーに分けて行います。プレイヤーはステータスなどを設定して作り上げたキャラクターを演じながら、調査をしたり戦ったりします。知っている方もいるであろう『ソード・ワールド』シリーズのようなファンタジー冒険世界もありますし、「SAN値」で有名な「クトゥルフ神話TRPG」といった、得体の知れない恐ろしいものを調査し回避しながら進めるようなものもあります。

次に、「マーダーミステリー」とは?マーダーミステリーは略して「マダミス」とも呼びます。

簡単に言ってしまうと、人狼ゲームに近い推理・交渉ゲームです。ゲームのストーリーで事件が発生し、プレイヤーはその参加者、容疑者のような立場になり、目標を達成するために犯人を捜したり、主張したり、他のプレイヤーに相談を持ち掛けたりと行動をします。「TRPG」と同じようにGMがいて、進行役をします。

2つのゲームの大きな違いは、「TRPG」はPvE寄りで、「マダミス」はPvPが基本となっているところです。もちろん例外もあります。特にマダミスはネタバレ厳禁で、基本1回限りしか遊べないというのも特徴。タイトルにもよりますが、オンラインでもオフラインでもプレイができるタイトルは多いです。
オンラインの場合は、「ココフォリア」や「ユナドリウム」といったツールを利用し、ディスコードなどで通話をしながら遊ばれます。

TRPGもマダミスも複数人でやる必要があるため、友達や知り合いを集めてプレイします。一番大変なのは、スケジュールを合わせることだとも言われており、主催する人はメッセージのやりとりや、何かのツールを使ってスケジュールを調整しなければなりません。

でも、そんなに共通の友達や知り合いがいなかったり、まだ面白いか分からないから、自分だけで遊んでみたい……なんてこともありますよね。そんな方には、専門のお店でプレイすることをおすすめします。プレイ料金などがかかりますが、TRPGやマダミスはお店でプレイすることも可能なのです。検索ツールで探してみるとお店のサイトを見つけることができますし、プレイするタイトルや残り何人募集しているかが分かったりしますので、そちらからぜひ申し込んでみてください。

また、遊ぶメンバーはいるけどGMがいない!なんてこともあると思います。主催なら自分でやるというのも手ですが、せっかく初見のゲームならプレイヤー側でやりたいですよね。そういう場合は、GMをお願いするということも可能です。こちらも検索すると出てきますし、「ココナラ」や「SKIMA」といったイラストや文章を依頼できるようなサイトでもお願いすることができます。

一通り説明したところで、ここから先はおすすめのシナリオを紹介します。
あまりネタバレができないため簡易的になりますが、おすすめのプレイ動画も貼りますので、ネタバレしても良い、見てみたい!という方は視聴してみてください。

TRPG『コーヒー一杯分の恐怖』
GM:1人 プレイヤー:2~3人

こちらは先ほども少し説明した「クトゥルフ神話TRPG」と呼ばれる種類のTRPGです。「クトゥルフ神話TRPG」はとても人気が高く、取り扱っているお店の店員さんなどに聞いてもGMの依頼のほとんどはクトゥルフ神話TRPG、という話を聞いたことがあります。内容はホラー寄りですが、それぐらいの一大ジャンルです。

本作はKADOKAWAの「クトゥルフ神話TRPG公式サイト」にて無料で配布されています。プレイ時間は30分から1時間程度。現代の喫茶店が舞台になっており、様々な場所を調査していくシンプルな内容のため、初めてのゲームマスター、プレイヤー向けとなっています。ストーリーは短いながらも、「ひぃ!」と思うところもあり、ちょっと怖めです。オンラインでもオフラインでもプレイできます。

TRPG『カタシロ』
GM:1~2人 プレイヤー:1人

こちらは様々なTRPGを生み出し、配信もしているディズムさんの作品。舞台装置を使っての配信や、舞台化をされているので知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。少人数でできることと、GMとプレイヤーが1対1でできる、また時間もそう長くないこともあり、初心者でもやりやすいです。


雷に打たれたプレイヤーが記憶喪失になり、病室で目覚めたところから始まる物語。プレイヤーがいったいどんな人物なのか…というのが分かるゲームなので、精神分析の側面があるところが面白いです。また、GMを2人でできることもあり、GM側も話し合ったりできるので安心感があります。たくさんのプレイ動画が上がっているため、遊んだ後にも、他の人のプレイが見られる楽しみがあることも、おすすめのポイントです。分類上は「クトゥルフ神話TRPG」ではあるのですが、怖さは控えめなので、そういった意味でも遊びやすいタイトルです。こちらはオンラインでもオフラインでもプレイできます。

TRPG『FINAL FANTASY XIV TRPG』
GM:1人 プレイヤー:3~5人(5人推奨)

その名の通り『FINAL FANTASY XIV』のTRPGです。オフライン用のセットが販売されており、幅広い商品展開をされています。初心者の方には、『FF』の世界観で遊べることもあり、一番イメージしやすいかもしれません。

おすすめの理由は、手厚い商品展開がされていることももちろんですが、体験会を実施していることも理由です。現在4か所の店舗で体験することができるため、1人の方にも入りやすいと思います。実際に遊んでいる様子も公式やホビージャパンの番組で配信されているので、気になる方はチェックしてみてください。
オンラインでも遊べなくはないと思いますが、商品の形態上オフライン推奨です。

マダミス『狂気山脈 陰謀の分水嶺』シリーズ
GM:1人 プレイヤー:5人

こちらはダバさん、まだら牛さんによるマダミス作品。「クトゥルフ神話TRPG」で、ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」がベースになっています。ただ、別に原作は知らなくても全く問題ありません。本作には続きがあり、第3作で完結となるのですが、1作目の「陰謀の分水嶺」は無料で配布されています。

本作は狂気山脈と呼ばれる山に登るメンバーたちに悲劇が起こったところから物語が始まります。筆者はこちらのシリーズからどっぷりとマダミスやTRPGにはまったのですが、ゲームの進行や情報整理が分かりやすく、初めての方でも遊びやすいと思います。ただ、ボリュームがかなりあるため、参加メンバーの時間が取れる必要あり!こちらは「ココフォリア」というツールで遊ぶことができます。

マダミス 『最果亭の災禍』
GM:1人 プレイヤー:6~8人

こちらは、TRPGの説明で記載した『ソード・ワールド』シリーズを手掛けるグループSNEの作品。パッケージ型マーダーミステリー・シリーズ「Mystery Party in the Box」として展開している作品の一つです。このシリーズはレベル3まで段階があり、本作はレベル1の初心者向けです。

舞台はファンタジー世界で、勇者が死んでしまったところから物語が始まります。
居合わせたプレイヤーたち同士で一体犯人は?目的は?とお互い疑心暗鬼になりつつ進めていきますが、ファンタジーのゲームになじみのある方は、それぞれの職業が想像しやすく楽しいです。オフラインのみのゲームであり、店舗でもプレイできるところがありますので、人数さえそろえば、1人でも参加できるチャンスがあります。

ということで、5作品を紹介してきました。気になるものはあったでしょうか?この5作品以外にもたくさんのシナリオがあるので、ぜひお気に入りを探してみてください。そしてTRPGとマダミスをぜひ遊んでみましょう!
編集部おすすめ