本シリーズは、原作をベースにしつつ進化を遂げ、新たな形で物語を描いてきました。その終着点がついに見え、本プロジェクトを見守ってきたファンにとっては、感慨深さもひとしおでしょう。
一大プロジェクトとなった『FF7』リメイクシリーズですが、実際にどれほど壮大だったのでしょうか。最終作の発売日決定を起点に、これまでのシリーズ作品を振り返り、その長い歩みに注目してみます。
■『FF7 リベレーション』が2027年4月8日に発売決定
リメイクシリーズの完結編であり、物語が結末を迎える『FF7 リベレーション』は、本プロジェクトのフィナーレを飾る作品となります。
これまでは、2027年春頃にリリースするとしていましたが、今回の発表によって具体的な発売日が決定。「春」といっても期間には幅があるため、5月や6月になる可能性もあったため、春真っただ中となる4月8日の発売決定に安堵した人も多いのではないでしょうか。
本作の詳細については、まだ不明な部分も多いものの、「飛空艇ハイウインド」によるワールドマップの移動など、刺激的な要素が用意されています。さらに、バトルには新要素「WEARシステム」も導入され、ゲーム面でも大きな期待が寄せられています。
もちろん、シナリオ面も目が離せません。原作に沿った結末になるのか、それともリメイクならではの新たなエンディングが描かれるのか。その全貌が明らかになる発売日が、今から待ち遠しいばかりです。
■2作目の発売から、早くも2年半が経過
『FF7 リベレーション』の前作にあたる『ファイナルファンタジーVII リバース』が発売されたのは、2024年2月29日のこと。気づけば、もう2年半が経過しています。そのため、「まだ最近出たばかり」という印象を持っている人もいるかもしれません。
本作はプラットフォームによって発売時期が異なるため、そう感じるのも無理はありません。2024年2月29日に発売されたのはPS5版で、Steam版やEpic Games Store版がリリースされたのは2025年1月23日。そして、Nintendo Switch 2版などは2026年6月3日に登場しており、こちらはまだ3カ月ほどしか経っていません。
発売日こそ違いはあるものの、PCを含めた現行機に向けて『FF7 リバース』が綺麗に出そろったことで、完結編を迎えるための準備が整ったといえるでしょう。この状況のなか、『FF7 リベレーション』の発売日の決定は、まさに満を持した展開と言えそうです。
『FF7 リバース』は、ミッドガル脱出後から物語が始まり、探索や冒険の範囲が一気に広がりました。前作から大きく広がったフィールドを駆け回り、さまざまな場所を訪れる体験に、衝撃を覚えた人も多いでしょう。
完結編となる『FF7 リベレーション』では、探索と冒険の範囲が星まるごとにまで拡大します。『FF7 リバース』で味わった以上の衝撃と興奮を、最新作で楽しめることでしょう。
■『FF7 リバース』の前に、ユフィが参戦!
3作目、2作目と経て、そして1作目へ──と遡る前に、『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』を外すわけにはいきません。
2021年6月10日に発売された本作は、1作目の本編に、新規エピソード「INTERmission」を加えたバージョンです。そして、この新たなエピソードで主人公として活躍したのが、快活なムードメーカー「ユフィ・キサラギ」です。
原作におけるユフィの出番はもっと後なので、『FF7 リメイク』時点の本編には直接関わっていません。しかし「INTERmission」では、同じ舞台であるミッドガルを別の視点から描いており、本シリーズの世界観や情勢をさらに理解できるエピソードとなっています。
原作のPS版におけるユフィは、いわゆる隠しキャラクターでした。仲間に加えればデートイベントの候補にもなるほど存在感のあるキャラクターですが、加入は必須ではありません。そのため、ユフィを仲間にすることなくゲームをクリアしてしまう可能性もあり、ゲームシステムの上ではやや不安定な立ち位置のキャラクターともいえました。
しかし今回のリメイクシリーズでは、同じく隠しキャラクターだったヴィンセントと同様、必ずパーティに加入する必須キャラクターとなりました。しかも『FF7 リメイク』の「INTERmission」にて、短いながらも主人公に抜擢されるという、大きな躍進を見せています。
『FF7 リメイク』本編を知っておけば、物語全体を理解するうえで大きな問題はありません。
■想像以上の巨大プロジェクトだった!? 幕開けを飾った『FF7 リメイク』
PS版『FF7』は、それまで主流だったドット絵から方向転換し、ポリゴンによる3D表現へと一新されました。革新的なビジュアル表現に加え、先を予想させない物語や没入感のあるゲーム体験などが相まって、多くのプレイヤーを虜とします。
後に展開された現行機やスマートフォンへの移植版なども含めると、『FF7』の世界累計販売本数は1,560万本を超えています(※パッケージソフト出荷数とダウンロード販売数の合計)。この数字は、人気の高さを示す証左と言えるでしょう。
そんな名作を蘇らせるリメイクシリーズの第一歩となった『FF7 リメイク』は、2020年4月10日に発売されました。2027年4月8日発売の『FF7 リベレーション』から数えると、1作目から完結編まで、実に7年がかりの展開となります。
7年という時間をかけて3作品(『FF7 リメイク インターグレード』を含めると4作品)をリリースするだけでも、かなり長期的な展開といえるでしょう。しかし、これだけでは本プロジェクトの全容とは言えません。これはあくまで、「発売日」のみに絞った話です。
プロジェクトの始まりをユーザーが認識したのは、『FF7 リメイク』の正式発表が起点でしょう。
今この時点から振り返っても、なんと11年以上も昔の話です。また、完結を迎える『FF7 リベレーション』発売日から数えると、その開きはなんと12年近くとなります。
リメイク3部作の完成まで、長い時間がかかっているという印象は、誰もが抱いていたことと思います。しかし、正式発表から完結まで約12年もかかっていると、正しく認識していた人は意外と少ないかもしれません。
12年といえば、干支が一周する年月です。また、生まれたばかりの子どもが小学校を卒業する頃とも言えます。それほど長い時間を見守り続けてきたファンにとって、『FF7 リベレーション』の登場を感慨深く思うのも当然の話です。
1997年に誕生した『FF7』は、2015年にフルリメイクが正式発表され、2020年に『FF7 リメイク』、2024年に『FF7 リバース』が発売され、そして2027年に『FF7 リベレーション』で完結を迎えようとしています。
この12年もの旅路は、もうじき終わりを迎えます。なんだか寂しさも感じますが、途中で頓挫することもなく完結を迎えられると考えれば、幸せな結末と言うべきでしょう。
長い旅路の終着点に向けて、あとは残りの約7カ月を待つだけ。
12年がかりとなった一大プロジェクト。その最後の瞬間を、悔いなく見届けたいところです。


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