職場での飲食事情はさまざま。仕事中、ひと息入れるためだったり、小腹がすいたりしてお茶を飲んだり、お菓子を食べたり、忙しさのあまり自席でそのままランチを食べるという人もいるかもしれない。

そんなことを気にしない職場がある一方で、あやまってコーヒーを書類やパソコンのキーボードの上にこぼしてしまうことがないよう、あらかじめ「飲食禁止」を掲げる職場もないわけではない。なんとも悩ましげだ。

「基本的に執務時間中は飲食禁止でしょう」

そんな個人や職場によって違いがある「職場の飲食事情」について、Q&Aサイト「教えてgoo!」に、「仕事中の飲食はどこまで許されますか?」との質問があった。

投稿した人が、「匂いが強くないもの、音がしないものはOKかなと思います。書類を汚すものはNG。飲み物(アルコール除く)はどうでしょうか? うちは全般的にOKですが、コップなどを机に置くのは倒れた時が怖いと感じます」と、書き込んだ。

すると、いくつもの回答が寄せられたが、意外に多かったのが、「そもそも仕事中の飲食はNGなのでは」との答えだった。

「基本的に執務時間中は飲食禁止でしょう」
 「オフィスで勤務時間内に、物が何であっても飲食するのはよくないでしょう。うるさく言えば就業規則でも認められていないと思います」
 「時間を決めて飲食をしたほうがよいと思います。仕事中にお菓子をほおばりながらでは書類が汚れるし、何よりだらしがない」
 「お昼や3時のおやつに隠れて少し食べ、ストレス発散するのがよいと思います」
 「うちの会社は数年前に最先端のオフィスビルに入ったのですが、ある人がコーヒーを床にぶちまけて、カーペットを汚し、配線にまでダメージを与えた事件があり、オフィス内へのフタのない飲み物の持ち込みは禁止になりました」

などといった、やや厳しめの声が上がった。

チョコで頭を活性化!?

その一方で、「飲食は自由」という職場もないわけではない。寄せられた回答の中には、

「暑いから水分をそばに置いてます。
食べ物は頭が回らなくなると失敗するので、チョコを時々食べます」
「女性は打ち合わせ室で昼食を食べますが、男性は外食かコンビニ飯が多く、自分のデスクで食べます。カレーからカップ麺からいろんなニオイが充満することも多いです。営業職の人は、決まった休憩時間があるわけではなく、結構適当に好きに食べています」
「アルコールは当然なしですが、30年くらい前は、夜まで残業している人は缶ビールをプシュッ、タバコ片手にってのも珍しくなかったそうです」
「職種というより職場、さらに言えば上司次第じゃないでしょうか? 私の職場はわりと自由なので、せんべいやポテチとかを普通に食べています。さすがにいきなりハンバーガーを取り出して食べたら何か言われるとは思いますが、ダメではないと思います。飲み物もとくに何も言われませんね」
「うちでは、たまに外出帰りの上司が近所でたいやきを買ってきて、みんなに振る舞ってくれました。温かくておいしかったです」

といった声があった。

おそらくは息抜きに、ちょっと「つまむ」感覚なのだろう。

いずれにしても、「職場のルール」を見極めたほうがよさそうだ。