南海キャンディーズ・しずちゃん(山崎静代さん)の初の個展「しずちゃんの、創造と破壊 展」が、銀座三越(東京都中央区)新館7階催物会場で2023年5月3日~15日、開催される。

しずちゃんが絵を描き始めた頃の作品や、絵本「すきすきどんどん」の原画シリーズ、未発表の最新作まで約100点に及ぶ作品を展示する。

「山ちゃんへのストレスぶつけた」作品も

発表資料によるとしずちゃんは2007年、NHKドキュメンタリー番組内の企画で、趣味で描いていた絵画を漫画家・荒木飛呂彦さんに見てもらった際に「色彩がジョジョっぽいかもしれない」とほめられたことをきっかけに、作品制作に没頭するようになったという。荒木さんは代表作「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる。

独特な画風と絵画技術の高さでメディアから注目を浴び、MBSの番組「プレバト!!」では水彩画・名人初段、ちぎり絵・特待生3級などの段位を獲得した。2009年に絵本「すきすきどんどん」を、18年には「このおに」を発売している。

J-CASTトレンドは吉本興業に質問した。

――初の単独個展を開くことになった経緯を教えてください。

しずちゃん:昔から絵は好きで、たくさん描いていました。いつかは個展をやりたいとは思っていたのですが、実際に自分から積極的に動くわけでもなく、ウダウダと過ごしておりました。そんな中で、大先輩のジミー大西さんに背中を押してもらいました。追い込まれないとなかなか絵を描かなかった私を見て、「追い込んでもらえ!アート関係の人を紹介するから!」と言ってくださいました。その話が現実となり、銀座三越での開催に至りました。

――今回の開催にあたり、意気込みをお聞かせください。

しずちゃん:展示させていただく絵は、過去に描いた2冊の絵本の原画だったり、私が病んでいた時期のものだったり、バンドマンのストーカー的なことをしていた時期のものだったり、山ちゃんへのストレスをぶつけたものだったりします。銀座三越というステージが大きいだけに、ちょっとびびってますが、少しでも多くの方々に私の絵を観ていただき、何かを感じていただけたら幸いです。<J-CASTトレンド>