来春、ジャニーズ事務所を退所する長瀬智也(41)に、国分太一(45)はこうエールを送る。

「年齢的なことを言うと、会社を辞めてセカンドステージに行く会社員の方も多いと思うんですよ。

長瀬はそれにちょっと近いかも」

城島茂(49)は「自分がやりたいことをやっていくのがいちばん」と語り、

「そこを押さえつけて続いてきたグループではないんで。40過ぎてもチャレンジしたいことがあるってすごいなと思いましたし、だったら見守ってあげるほうがいい」

3人での新会社設立を「長瀬もすっごい喜んでくれた」と松岡昌宏(43)。率直な本音をぶつけ合いながら、お互いを思いやるメンバーの26年間の絆が感じられた。国分は長瀬への思いを改めてこう語る。

「5人でいたからこそ、この景色が見られたと思いますし、特に真ん中でボーカルとして、僕らの看板としてずっと引っ張ってきてくれてた部分があると思うので、もう感謝しかないです。それは長瀬にも言いました。

あいつがTOKIOのボーカルでよかったなーっていう気持ちです」

城島「長瀬と自分は8歳差で、最初出会ったころ、自分は19歳で、彼は11とか12歳。そのころの年齢差って大きいじゃないですか。だからいつまでたってもそのころの感覚が抜けない。いつまでも“かわいらしい智也くん”という感覚が自分の中にあって、でも一緒にいると『あぁ、大人になったなぁ』と。彼は大事なボーカルですね」

松岡「長いんでね。住んでる場所も近かったもんですから。

年齢もいちばん近いですし。なんて説明したらわかってもらえるか……」

昔を思い出したのだろう、松岡は感慨深げに言った。

「まぁ、一生、ウチのボーカルですよね。僕は彼以外だったらドラムたたいてないです。自分が目立ちたがり屋なんで。これからいろんなお仕事ができる機会があって、自分がドラムをたたかせてもらうことがあるかもしれませんけど、俺にドラムをたたかせることになったキッカケの1つは長瀬智也がボーカルをやっていたから。

これからも、その関係は変わりません」

来春からまた新しい道を歩くことになるTOKIO。だが、メンバーの絆は変わることはない――。

「女性自身」2020年8月11日号 掲載