10月20日に56歳の誕生日を迎えた山口智子(56)。当日、本誌は夫・唐沢寿明(57)と二人きりで都内の高級すし店へデートに赴く2人を目撃。

その帰り道、2人は腕を組みながら仲良く帰宅したのだった――。

’95年12月に結婚。25年たった今も変わらぬ絆を見せた2人だが、かつてないほど多忙な日々に追われている。

山口は11月2日からスタートする月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)に出演。昨年放送された第1シーズンからの続投となり、山口が連続ドラマでシリーズものに出演するのは初だ。

「山口さんは衣装やアクセサリーについても監督と熱心に話し合っています。クランクイン前には自宅で法医学の本を読みこんでいたそうです」(フジテレビ関係者)

いっぽうの唐沢も10月にスタートした話題ドラマ『24 JAPAN』(テレビ朝日系)で主演を務めている。

同時期から2クールにわたってそれぞれ別のドラマに出演する山口と唐沢だが、結婚当初では考えられない“異例”のことだという。

「唐沢さんとの生活を最優先したかった山口さんは、人気絶頂だった’96年の『ロングバケーション』(フジテレビ系)出演後から女優業をセーブ。『唐沢さんがドラマや映画に出演しているときは仕事を入れない』と決めたそうです」(芸能関係者)

山口が“幸せな主婦生活”にこだわった陰には複雑な彼女の過去があった。

「山口さんが6歳のころに両親は離婚し、栃木県で老舗旅館を営む祖母に育てられました。祖母は家業を継がせたかったそうですが、反発した山口さんは飛び出す形で女優に。

そんな環境だったので、“主婦になること”が小さいころからの夢だったそうです」(ベテランの芸能ライター)

主婦業も一段落し、次第に女優業を再開する山口。唐沢はそんな妻の選択を尊重し続けてきた。

「唐沢さんは、ずっと支えてくれた山口さんに感謝し『そろそろ、やりたいことをやったら』と女優業復帰を後押ししたそうです。

また唐沢さんは結婚当初、子供をもうけることも考えていたそうですが、山口さんの“子供は持たない”という意思を尊重しました」(前出・ベテランの芸能ライター)

山口は子供を持たない決断について、『FRaU』’16年3月号でこう語っている。

《私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです》

最近では2人で“終活”も始めたようだ。

「山口さんは昨年に栃木の実家を、唐沢さんは今年3月に母親に購入した都内の一軒家をそれぞれ売却。お墓のことも2人でよく話すそうです」(山口夫妻の知人)

山口はかつて、唐沢への“感謝”をこう語っていた。

《大きな愛で包んでいただいて、本当に幸せです。いつも隣にいてくれることに心から感謝してます。彼と歩む人生はとっても楽しいです!》(『美ST』’13年5月号)

パートナー、そして俳優の同志として、2人の生涯は“腕組み”しながら続いていくだろう――。

「女性自身」2020年11月10日号 掲載

編集部おすすめ