「大谷選手は小学校時代から夜9時に寝て10時間睡眠を心がけるなど、できる限り睡眠をとるように意識しているそうです。メジャーリーガーとなった今も少しでも時間が空くと寝て、12時間睡眠の日もあるといいます。
昔からすぐ眠れるよう寝具にはこだわりがあり、プロ野球入りした’13年から寝具メーカー『西川』の『エアー』シリーズのマットレスを愛用しています。4年前からは同社と『睡眠コンディショニングサポート契約』を結び、完全オーダーメードの枕を使用し、体調管理に努めています」(スポーツジャーナリスト)
9月21日(現地時間)に10試合ぶりとなる45号ホームランをかっ飛ばした米メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)。
同チームの指揮官・マドン監督は「ボールが破壊されていた!」とすさまじい打球音でアーチを描いた大谷を絶賛していた。46本で並ぶライバルたちに1本差と迫り(日本時間24日時点)、悲願の“ホームラン王”へ向けいよいよエンジンがかかってきた。大谷は今シーズン、投手&打者としてフル稼働。ほとんど休むことなく試合に出続けている。
「“二刀流”大谷選手の場合、普通の選手の2倍、疲労がたまっていてもおかしくない状態です。シーズンも終盤を迎えたいま、睡眠の質は非常に大事。日々の試合や練習で損傷した筋繊維は睡眠時に修復、強化されるからです。メジャーリーグでは長時間かけた移動も多く、飛行機で仮眠をとるケースもあります。時差ボケもありますから毎日、しっかり寝ることは決して簡単ではありません。大谷選手はかねて『いちばん欲しいのは健康な体!』と言っています。
■《姪っ子と一緒にのんびりしたい》
持ち前の“睡眠力”でラストスパートをかける大谷だが、最近、さらにモチベーションが上がる出来事があったようだ。スポーツ誌『Number』(9月24日号)のインタビューで大谷は残りのシーズンを、
《この1カ月が一番しんどいし、大事なのかなと思います》
と真面目に語る一方で、“閉幕後の楽しみ”についてうれしそうにこう語っていた。
《1週間くらい、何も考えずにゆっくりしたいですね。最近、姪っ子が産まれたので、一緒にのんびりしたいなって、ふとそんなことを考えたりしています。シーズンも残り、あと1カ月ですからね》
’16年1月に兄夫婦に長男が誕生してすでに“おじさん”となっていた大谷。甥っ子に続いて、姪っ子が誕生したのは姉夫婦だという。
「大谷選手の2歳年上のお姉さんが、昨年1月に結婚しています。都内のホテルでおこなわれた披露宴には、大谷選手も出席。日ハムの栗山監督が乾杯の音頭を取りました」(地元紙記者)
その姉の結婚相手、実は大谷の“恩師”だった。
「お相手は大谷選手の母校・花巻東高校の野球部部長のAさんです。2人が交際していることは、周囲もほとんど知らなかったそうで、野球部の関係者も皆、びっくりしていました」(前出・地元紙記者)
花巻東高校野球部時代の大谷を指導していたのは佐々木洋監督だが、“義兄”となったAさんとも在学中、大谷は深いかかわりがあったという。
「Aさんは佐々木監督の母校である国士館大学野球部の後輩にあたります。
また、歴代の同校野球部員たちにしてみればAさんは、絶対的な存在である佐々木監督には決して言えないような愚痴や悩みを親身になって聞いてくれる優しくて頼れる兄貴的存在でした。保護者や同僚からの信望も厚いです」(前出・地元紙記者)
Aさんは部員たちの精神面を主にサポートする立場だったようだ。
「人生相談に乗ったり、佐々木監督と選手が話し合う進路相談を見守る役割という感じでした。高校時代の大谷選手も、部長のアドバイスのおかげで伸び伸びと活躍できたようです。大谷選手にとっては、自分が高校生のときからお世話になっていて、信頼できる部長と実姉の間に生まれた姪っ子となれば、それはもう目の中に入れても痛くないはずでしょうね」(前出・地元紙記者)
■地元では花火を打ち上げる計画も
大谷家は、父親と7歳年上の兄が社会人野球経験者。今回、姉と結婚した義兄も高校野球部の部長とあれば、男性陣全員が野球関係者ということになる。そんな野球一家の末っ子である大谷は子供好きでも有名だ。
「練習の前後などに、ファンからサインや写真撮影を求められると、必ず小さい子供を優先して応じる。バッターボックスに入るとき、子供の声援が耳に届けば、一瞬、笑顔を向けます」(スポーツ紙記者)
それだけに、姪っ子の誕生はこの上ない喜びだったようだ。前出のスポーツジャーナリストはこう語る。
「大谷選手は最近、『シーズンが終わったらできる限り早めに帰国したい』と話していたそうです。姪っ子に早く会いたくて仕方ないようで、地元に真っ先に飛んで帰るんじゃないでしょうか」
奇跡の本塁打王へーー。故郷・岩手県の地元では早くも、大谷選手の“凱旋”を祝うイベントが企画されているという。
「これだけの大活躍ですから、本塁打王、MVPなどタイトルを取る取らないにかかわらず、『大きな花火を打ち上げよう!』と住民たちの間で盛り上がっていますよ」(地元住民)
姪っ子と“お昼寝”できる日を心待ちに、「姪ラブ♪」大谷は最後まで全力で二刀流を全うするーー。