「やりました! 今年から受験資格が緩和され、受験者数増え、実務経験がない人は厳しい試験でもあった。本当に奇跡です」

1月9日、こう語ったのは一級建築士試験に合格した女優の田中道子(33)だ。

女優業と並行しながら試験に挑戦してきた田中。1年3ヵ月にわたって資格習得のための学校に通い、撮影や舞台の合間に隙間時間を見つけては猛勉強。計1000時間以上も試験勉強に費やした結果、’22年12月26日に見事一発合格。そして、冒頭のように会見で喜びを語った。

女優業の合間を縫って、合格率10%台ともいわれる一級建築士試験に合格した田中。その偉業に対して、ネットでは《合間を縫って難関資格の勉強をして合格されたのは凄いこと》《一級建築士合格は本当に凄い》《一発合格するその努力とバイタリティは素晴らしいの一言》と讃える声が続々と上がっている。

田中はもともと地元・静岡の大学で建築学を専攻していた。その理由は、人気ゲーム『ファイナルファンタジー』の世界を自分で造りたいと思ったからだと’18年8月、明治安田生命の公式サイトにアップされたインタビューで明かしている。

「田中さんは大学卒業後に、二級建築士の資格を取得。そして’11年、ミス・ユニバース・ジャパンに出場し、そのことがきっかけで芸能界入りしました。’16年のドラマドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で女優デビューを果たし、以降は’18年の大河ドラマ西郷どん』(NHK総合)や’22年7月期の『六本木クラス』(テレビ朝日系)といった話題作に出演しています。

また’19年1月期のドラマ『後妻業』(フジテレビ系)では建築士の役を演じ、その際には『やりがいを感じます』と話していました」(テレビ局関係者)

■田中道子は超合理的人間! 週の半分はカップ麺で過ごす

田中の才能が開花したのは、建築関係だけではない。

実は絵画も得意としており、’19年には「第104回 二科展」の絵画部門に青いライオンを描いた油絵を出展。すると“初出展で入選”という快挙も成し遂げたのだ。

「油絵は描いてから3~4日間ほど生乾き状態ですが、田中さんは時間を短縮するため浴室にキャンバスを持ち込んで換気扇を回しながら作業したといいます。また爪楊枝を使ってライオンの毛を一本ずつ緻密に描くなど、田中さんは好きなものに対してとことん一直線なところがあります。

実は“道子”とは、『自分の信じる道を行ってほしい』という思いで、親御さんがつけた名前。そのため親御さんに上京を反対された際、思わず『自分の信じる道を進めって言ったのに!』と泣きながら抵抗したそうです」(ラジオ局関係者)

超合理的思考が夢に一直線な田中を支えているようだ。

今年11月に放送された『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)では「食事で時間をつぶすのが人生で1番非効率だなと思っている」といい、「食事を作るのが時間の無駄。1時間かけて作って、食べるの5分じゃないですか? もう1年くらい自炊もしてないですし、1週間のうち半分以上はカップラーメンです」と明かしていた。

「田中さんは家事をする時間も無駄だと感じており、洗濯量を減らすために部屋着を着ずに全裸で過ごしているといいます。

またミスコンに出場するほどスレンダーですが、ジムに行く時間がもったいないと考えているといい、テレビを観たりドライヤーで髪を乾かしたりしている間に“ながら運動”をしてシェイプアップしているそうです」(前出・テレビ局関係者)

9日の会見で「実務経験を積んで、建築士と女優の二刀流で頑張りたい」と意気込んでいた田中。ハードスケジュールが予想されるが、それでも超合理的な彼女なら大丈夫かもしれない。