テレビ番組のMCやレギュラーへの抜擢、動画配信サービスなど、活躍の場が広がり続けているお笑い芸人。しかしそのいっぽうで、注目を集める中での問題発言やスキャンダルが、たびたびネット上などで炎上することも。

果たして、過去に問題発言やスキャンダルが報じられたお笑い芸人の中で、視聴者が特に「もう応援できない」と感じているのは、いったい誰なのか。今回は’22年9月以降、過去1年のうちに世間を騒がせたお笑い芸人を対象にアンケート調査。その結果を紹介する。

まず、第3位に選ばれたのは、ハーバード大学卒のインテリ芸人として情報番組に出演することの多い、“パックン”ことパトリック・ハーラン(52)。

パックンについては、昨年8月に起きた安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件を受けて、連日ワイドショーで取り上げられた「旧統一教会問題」への発言が物議を醸した。

特に、9月4日に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)での「僕は正直、統一教会問題はもういいんじゃないかなって思うんですよ」などの発言が、“擁護している”とされ、ネット上で批判が殺到する事態に。

以降、『Abema Prime』(ABEMA)や自身がコラムを寄稿している「Newsweek日本版」などでも、同問題への言及を続けていたが、あまり共感の声は多くなかったようだ。

《もともと応援などしてないけれど、発言したタイミングが悪すぎる》
《一般的解釈からの乖離》
《的を得た発言をしていない》

続いて、第2位に選ばれたのは、オリエンタルラジオ中田敦彦(40)。現在はシンガポールを拠点として、相方の藤森慎吾(40)や宮迫博之(53)らと、YouTubeチャンネルなどの配信コンテンツに注力している。

そんな中田は、今年5月29日に自身のYouTubeチャンネルで公開した動画「松本人志氏への提言」が大炎上。ダウンタウン・松本人志(60)が、数多くのお笑い賞レースで審査員を務めることを「業界のタメにならない」などと痛烈に批判したことで、同じ芸人界隈からも否定的な声が相次いだ。

また、中田の提言した内容以外にも、対談企画や直接的なコンタクトではなく、YouTube動画による一方的な発信だったことも含めて、”共感できない”という人が多かった。

《言うのは自由だと思うが言い過ぎだから》
《自分は正しいと信じて疑わず人を傷つける発言をするところ》
《発言のしかたが共感できない》
《炎上を狙っているのかわからないが、奇抜な発言ばかりで考えが理解できないから》

そして、第1位に選ばれてしまったのが、ジャングルポケット斉藤慎二(40)。「FRIDAYデジタル」が8月17日と9月1日の2度にわたって、複数女性との不倫を報じたばかりだ。

斉藤といえば、’17年にタレントの瀬戸サオリ(35)と結婚。夫婦はSNS上で、息子との微笑ましい家族ショットを披露するなどして、たびたび注目を集めていた。さらに斉藤は、今年7月に朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)で、水曜日パーソナリティに大抜擢されたばかり。過去にはNHKの子ども向け教育番組『できた できた できた』で、6年にわたって「ガッツ王子」を務めていたこともあり、長年にわたって築き上げられていた好印象が、大きく崩れたと感じた人も多かったようだ。

《朝番組に出だしたり、印象がよかったから》
《ニュースで知り信じられないくらいだったからです》
《昔、子供向け番組、ガッツ王子を子どもと見ていて、大好きだったのでショック》

また、繰り返し不倫報道が出たにもかかわらず、『ZIP!』を始めとしたテレビ番組などで降板させられていないことに、不信感を抱くという人も少なくない。

《平気な顔してジップにでてた》
《問題が出ているのにテレビに普通に出ている》

果たして今後、彼らの評価が覆ることはあるのだろうかーー。

【「もう応援できない」やらかし芸人】

1位:ジャングルポケット・斉藤
2位:オリエンタルラジオ・中田
3位:パックン
4位:超新塾アイクぬわら
5位:バッドボーイズ・佐田
6位:爆笑問題太田光
7位:ダウンタウン・浜田
8位:天竺鼠・瀬下
9位:相席スタート・山添
10位:アンタッチャブル・柴田
11位:オードリー・春日
12位:極楽とんぼ加藤浩次
13位:ハライチ・岩井
14位:千鳥・大悟

調査対象:15歳以上~60代の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)