「年齢を重ねても始球式にお声がけいただいたので、感謝の気持ちを込めてマウンドに上がりました」

こう語ったのは、内田有紀(48)。5月29日に東京ヤクルトスワローズ対千葉ロッテマリーンズ戦の始球式に登場し、若々しい姿が注目を集めている。

内田がマウンドに立ったのは、’95年4月の巨人対ヤクルト戦以来、約30年ぶり。当時はビキニ姿の大胆なコスチュームが話題を呼んだが、今回は背番号「1000」が入ったヤクルトのユニフォームを着用して挑んだ。

投球はノーバウンドとはならなかったが、30年前と変わらない爽やかな笑顔は大勢の観客を魅了したようだ。内田の年齢を感じさせない美貌はSNSでも話題になり、《時が止まっている》《これで48歳は嘘だろ》と絶賛の声が続々。

’92年に女優デビューし、『ひとつ屋根の下』や主演を務めた『時をかける少女』(ともにフジテレビ系)など数々の人気ドラマに出演した内田。’94年にシングル『TENCAを取ろう! -内田の野望-』で歌手デビューすると、オリコン初登場で1位を記録。90年代を代表する人気アイドルとして、広末涼子(43)と双璧をなす人気を誇った。

今年でデビュー32年目を迎えたが、長い芸能生活の間には紆余曲折もあった。

「内田さんは25歳だった’00年に、演技を基礎から学び直すため『北区つかこうへい劇団』に入団。本格的に女優としての道を歩み始めました。プライベートでは’02年に『北の国から』(フジテレビ系)で共演した吉岡秀隆さん(53)と結婚し、一時は引退状態に。しかし’05年に離婚すると、女優としての活動を再開させたのです」(芸能関係者)

近年では『ドクターX 外科医 大門未知子』シリーズ(テレビ朝日系)や朝ドラ大河ドラマなど、話題作に引っ張りだこの内田。

現在もドラマ『燕は戻ってこない』(NHK総合)に出演中だ。

■内田有紀が語った信頼「本当の核心の部分を知っているのはパートナー」

そんな内田を献身的に支えている“恋人”の存在が。10年以上連れ添うパートナーで俳優の柏原崇(47)だ。

「2人の出会いは、’95年のCM共演です。’01年1月期に放送されたドラマ『ビッグウイング』(TBS系)で再会し、恋人関係に発展したのは’09年末だといいます。これまでにツーショットも何度か報道されてきました」(スポーツ紙記者)

柏原といえば’96年放送の人気ドラマ『白線流し』(フジテレビ系)で話題になり、’96年放送の『将太の寿司』(フジテレビ系)や『イタズラなKiss』(テレビ朝日系)で主演するなど人気を博した。

だが、’14年に中国で配信されたショートムービー『幸せのプラン』への出演を最後に、表舞台から姿を消している状態だ。そのいっぽうで、現在は内田のマネージャーとして“裏方”に徹しているという。

本誌もコロナ禍だった’20年7月下旬に、内田の撮影現場に同行する柏原を目撃している。当時は感染症対策として、フェースシールドを着用してのリハーサルが行われていた。柏原は本番直前に内田に近づくと、慣れた手つきでフェースシールドを受け取っていた。黒いTシャツにチノパンというラフな装いだったが、マスクをしていてもわかるほど端正な顔立ちだった。

俳優であるはずの柏原がサポートしていることに、はじめはスタッフも驚いていたという。ドラマ関係者は当時、本誌にこう証言していた。

「2人の関係性があまりに自然なので、もう慣れたそうです(笑)。柏原さんは腰が低く、かいがいしく彼女の身の回りの世話をしています。俳優の経験があるからこその視点や気づきもあるようで、内田さんも助かっているみたいですね」

そんな内田は’22年10月放送のトーク番組『A-Studio+』(TBS系)で、柏原の名前は伏せつつも存在に触れたことがあった。

MCの笑福亭鶴瓶(72)が内田とマネージャーが一緒にいるところに居合わせたエピソードを披露し、「ええマネージャーやねん。昔からよう知ってんのよね」と絶賛。さらにその人物について、「主役をしていた人」と素性を仄めかしていた。

内田もまた、「演技コーチとして最初は一緒にやってもらってた中で、マネジメントの方も現場で一緒に」とコメント。その上で、「やっぱり一番自分の芯というか、本当の核心の部分を知っているのはパートナーじゃないですか。家族ですよね」と信頼を語っていた。

いまも、デビュー当時と変わらない輝きを放ち続ける内田。

その陰には、公私共に支え合うパートナーの存在があるようだ。

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