サッカー日本代表の森保一監督(57)が23日(日本時間24日)、練習前のミーティングで1次リーグ(L)最終第3戦、スウェーデン戦で「勝利」「首位突破」を厳命したことが判明した。引き分け、または他組3位の結果次第で試合開始前に3大会連続5度目の決勝トーナメント進出が決定する可能性もある中、目標を明確にした。
森保ジャパンの狙いは定まった。スウェーデン戦の行われる米ダラスに移動する前、練習拠点の米ナッシュビルで選手全員を集めて決起した。
「スウェーデン戦の勝利」
「首位突破」
厳命を受け、FW伊東は「しっかり勝って次にいく」ときっぱり。日本W杯史上初の3戦連続得点の期待がかかる鎌田は「1位通過で、いい状態で次のラウンドに進めるように勝ちにいく」。意思は統一された。
現時点で1次L突破に大きく近づいており、引き分けでも勝ち上がりが決まる状況だが、消化試合にはしない。スウェーデンを下した上で、勝ち点と得失点差で並び、総得点で1点分及んでいない首位オランダをかわし、1位突破を狙う。
現行の1次L制となった1982年大会以降、2位通過で優勝したのは同年のイタリアのみ。以降10大会は全て首位突破チームが頂点に立った。短期決戦は勢いが重要であることを裏付けるデータと言える。
首位突破には、勝利だけでなく「圧勝」が求められる。オランダは敗退決定済みのチュニジアが相手。順当に勝利すれば、日本は複数得点での勝利が1位突破の最低条件となり、得失点差または総得点でオランダを上回る必要がある。状況は劣勢だが、日本史上初の1次L全戦複数得点で勝機を見いだす。
1位通過の場合、決勝T1回戦はチュニジア戦の会場だったモンテレイ開催。親日家のメキシカンに囲まれたホームに近い環境で試合に臨むことができ、2回戦では移動負担が少ない米ヒューストンで、2位通過同士の勝ち上がり国との激突となる。通過順位次第でC組のブラジル、モロッコ、スコットランドのいずれかとの対戦となるが、相手を狙いにいくつもりは毛頭ない。
18年大会第3戦ポーランド戦では、1位通過を捨て、負けている状況でボール回しに徹して2位突破したが、決勝T1回戦でベルギーの前に散った。自ら勢いを放棄した過去と同じ轍(てつ)は踏まない。上田は「チームとしてまだ何かを成し遂げたわけではない。目標は優勝」と息巻く。
【元ブラジル代表のロナウド氏は決勝T初戦に日本を希望】
元ブラジル代表FWで02年日韓大会得点王のロナウド氏が、決勝トーナメント1回戦で日本との対戦を希望した。同じくOBであるロマリオ氏のYouTubeチャンネル「ロマリオTV」に出演。「オランダは避けるべき。準備が整っていない。日本とスウェーデンには簡単に勝てる」と発言した。C組のブラジルは第2戦を終えて1勝1分けの勝ち点4、得失点差でモロッコを上回り1位につける。このまま1位通過し、日本がF組2位通過すれば対戦が決まる。

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