6月26日の放送回をもって終了する『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)。現在活動休止中のダウンタウンの不在に伴い、4月以降は別のタレントが週替わりで代役MCを務めている。
5月1日の放送回ではブラックマヨネーズの小杉竜一(51)と吉田敬(51)がMCを務め、ゲストとして15名の人気お笑い芸人が集結。「春のデトックス祭りSP」と題して日頃の不満を言い合うなか、番組終盤に霜降り明星・粗品(32)の名前が挙げられた。
番組に粗品の出演はなかったが、鬼越トマホーク・良ちゃん(39)は「もうそろそろ、言い返しませんか?」と問題提起。「もうそろそろ、みんな、(粗品を)タブーみたいな感じで扱うの止めませんか?」「彼もそれを望んでるでしょう、たぶん」と、声を大にして呼びかけた。
続けて相方の金ちゃん(39)が、「ブラマヨさんも関西の賞レースでMCやられてたじゃないですか。粗品が審査員やってて、言ってることは確かに合ってましたけど、ピリッとしてたじゃないですか。そのときにワイプで抜かれたんですよ、ブラマヨさんが。ちょっと緊張してたんですよ顔が」とコメント。
今年3月に開催された『ytv漫才新人賞決定戦』(読売テレビ)でMCを務めたブラマヨだが、審査員を務めた粗品に緊張していたことを指摘されたのだ。
すると小杉は「それは緊張感ある賞レースの方がいいと思ってたから、俺はいいと思っててんけど」と述べ、相方の吉田は「まさか俺らのことも審査しださへんやろな」とボケを披露しスタジオの笑いをとっていた。
粗品に怯えていたのは、ブラマヨだけでなはなかったようだ。
ハライチ・澤部佑(38)は、「自分にないものを全て持ってるから。
「粗品が隣に座ってて。CM中に、27時間やってるから『眠いか?』って聞いたら、粗品が『まぁまぁ大丈夫っすね』って。なんか変な質問しちゃったかなぁ」と後悔したことを振り返り、「みんなに聞かれてもう面倒くさい質問なのかなって。CM明けからドキドキしちゃって」と語っていた。
粗品の後輩にあたるコットン・西村真二(40)は、「粗品さんの流儀として、下(後輩)には何にもしない。先輩にだけ噛みつくっていう芸風なんで、本当に後輩でよかったなと思って」と安堵。
するとここで異論を呈した芸人が。それは、元祖“キモカワ芸人”のアンガールズ・田中卓志(49)。
小杉に意見を求められると、「俺は粗品より先輩だから、絡まれたらもう返していくしかないなと思ってるし、配信とかしてたらお互いに喧嘩し合えば、面白い結果になれば、盛り上がるじゃないですか。
「でも芸人がビクビクするこの流れ、最初にミスった宮迫さんのせいなのね」
この持論に良ちゃん、金ちゃんらも立ち上がって爆笑し、澤部も「そうか!」と相槌を打つなどスタジオからは拍手喝采。粗品が恐れられる存在になった原因について、田中は、昨年に勃発した元雨上がり決死隊・宮迫博之(55)との“舌戦”がきっかけだと見ているようだ。
昨年4月放送の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で、「YouTuberおもんないっすよね?」などと宮迫を罵った粗品。そのことをきっかけに、互いのYouTubeチャンネルを通じてバトルが繰り広げられることに。しかし宮迫の「テレビに出てた時の俺を超えてから言え!」「お前、『アメトーーク』みたいな番組、作ったけ?」と挑発するような発言に批判が集まったこともあり、最終的に宮迫の方が「もう勘弁してくれへんか。もうしんどい」と“降参”したのだった。
とはいえ、粗品と宮迫のバトルから1年以上が経過。いまでも語り草となっているのは、両者ともに芸人仲間から愛されている証拠なのだろう。