「鈴木社長とは長い付き合いですが、適材適所の人事がとても上手い印象があります。フジテレビ時代は順調に出世して専務までいきましたが、‘17年に突然、西日本テレビの社長となったと聞き、驚いた記憶があります。

当時、日枝(久)さんと何かあったのでしょうね。中居正広さんの一件で、40年以上経営の中枢にいた日枝さんが取締役相談役を退任し、鈴木社長がSTARTO社の新社長に選ばれたのは、因縁めいたものを感じます」(鈴木社長の知人)

6月27日、STARTO ENTERTAINMENTは、本人の意向と任期満了のため福田淳氏(59)が退任、後任のCEOにはフジテレビ専務取締役、西日本テレビ社長などを歴任した鈴木克明氏(66)が就任したと発表した。同社HP上で鈴木氏は「これまでのコンプライアンスを重視した路線を承継しつつ、より一層ファンの皆様や関係者の皆様に喜んでいただけるエンターテイメントをご提供すべく、新しい価値創造に取り組む所存です」とコメント。さらに略歴にはこう綴られていた。

《テレビ西日本の社長を務める以前は、株式会社フジテレビジョンで、初代プロデューサーとして「めざましテレビ」を立ち上げ、編成制作局長として活躍。2004年から7年連続視聴率三冠獲得に貢献した》

福田氏を知る芸能関係者はこう語る。

「福田さんは“本業に戻る”と言っていました。また、“好きなアートイベントもやりたい”と話していましたね」

新社長の素顔について、前出の知人は続ける。

「『めざましテレビ』を大成功させた鈴木社長は、女性アナウンサーに特に強い『セント・フォース』との関係性が強かったことでも知られています。

‘08年には、フジテレビと共同テレビとセント・フォースが出資したアナウンサー専門プロダクション『フォニックス』が設立されました。フジテレビを退社した滝川クリステルさんや高島彩さんなどが現在も所属しています。情報番組制作を熟知する鈴木社長は、いまもフォニックスに顔が利くといいます。

そのため、今後の番組制作において、STARTO社のタレントと、局アナではない女子アナの共演は増えるかもしれませんね」

2代目社長で新時代の幕開けとなるか――。

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