7月7日、東宝は吉沢亮(31)主演の映画『国宝』が、公開31日間で観客動員数319万145人、興行収入44億8,322万2,200円を記録したと発表した。
作家・吉田修一氏の同名小説が原作で、任侠の一門に生まれた吉沢演じる喜久雄が抗争で父親を失い、渡辺謙(65)扮する名歌舞伎役者・花井半二郎に引き取られ、芸の道に一生を捧げる物語だ。
渡辺のほかにも、横浜流星(28)や、高畑充希(33)、森七菜(23)など人気俳優たちが脇を固めた同作。尾上一門に生まれ、人間国宝の七代目尾上菊五郎(82)を父に持つ寺島しのぶ(52)も、花井半二郎の妻役を好演した。
寺島の息子で歌舞伎役者の初代尾上眞秀(12)は、母の活躍を見るため映画館に足を運んだようだ。7月4日に寺島が自身のThreadにこう綴っていた。
《ばあばと国宝を見に行った眞秀。感想は言ってくるまで黙っていたら、突然、“てかさ、お母さんの役、まんまやん!“って一言。ジトーっと睨むとケラケラ笑った。で、その後、“歌舞伎界ってそこまで残酷じゃない気がする。“とも言っていた。まあ、まだまだ小出しに出てきそうな感じでした。実はもう一つありましたが、、、それは私の胸にしまっておこうと思います。なるほどね、色々感じてるんだねと頼もしくなりました》
4月23日に都内で行われた『国宝』の完成報告会で寺島は、「『歌舞伎界もこうなりゃいいのにな』って、そんな感じはしますね。
寺島と眞秀は、芸の力で花形役者の道を切り開いていくーー。