13日に開幕した「東京2025世界陸上」が、連日盛り上がりを見せるなか、競技と同じくらい注目を集めている“熱い男”がいる。“大会スペシャルアンバサダー”として2大会ぶりに放映するTBSの中継に復帰した俳優の織田裕二(57)だ。

’97年から’22年まで、13大会連続・25年間メインキャスターを務めていた織田は、07’年の大阪大会では、男子100m、パウエル選手(ジャマイカ)とタイソン・ゲイ選手(アメリカ)の決勝を見て感極まり「地球に生まれてよかったー!」と“熱すぎる”名言を残した。さらに400mハードルでは“メダル候補”と目されながら、予選敗退した為末大選手に対し「何やってんだよ、タメ!」と激を飛ばすなど、発言の話題には事欠かない。

そんななか今大会、早くも“名言”が飛び出したようでーー。

「16日の男子800m予選5組に、日本の落合晃選手(19)選手が登場した際、織田さんは、“800mで日本の男子選手が出場できてるだけでスゴい”と前置きした上で、『世界陸上って遅い人出てこられないですから』と発言したのです。

これには同じくアンバサダーを務めていた女優の今田美桜さん(28)も、一瞬返事に戸惑いつつも“そうですよね”とコメントするしかありませんでした」(スポーツ紙記者)

織田の名言に、視聴者も驚いたようでネット上にはツッコミが続出。

《織田裕二「世界陸上って遅い人は出れないですから」 それはそうwww》
《解説の織田裕二が「世界陸上は足遅い人は出てこれないですからね」と言っていて、脳内であたりまえ体操が流れた》
《さっきの「世界陸上って遅い人は出てこれない」をはじめ… 小泉進次郎とはチョット違うけど… 織田裕二、嫌いじゃない。》
《スポーツとか詳しくない私でも えっ…? どういうこと?って笑ってしまった》
(すべて原文ママ)

しかし、前出のスポーツ紙記者によると「織田さんの発言は間違いではない」という。

「世界陸上では、五輪より厳しい記録を出さないと出場できません。というのも、五輪ではある程度の記録を出せば、“特例“で出場できるから。織田さんはとにかく世界陸上の選手たちを称えたかったのでしょう。

とはいえ、“足が遅い人出てこられない”という発言のインパクトが強すぎて、視聴者は“置いてけぼり”になってしまったのかも」(前出・スポーツ紙記者)

かつて世界陸上キャスターの就任当初は、“まったく陸上のことを知らなかった”織田だが、熱心に勉強し、今では選手のバックボーンにまで詳しいという。豊富な知識に裏付けされた“熱い名言”で、今後も大会を盛り上げてくれることだろう。

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