変わりゆく音楽番組の今 各局が抱える“最大の課題”とは?の画像はこちら >>



歌手・五木ひろし(69)がMCをつとめるNHKの音楽バラエティー「歌う!SHOW学校」について、3月末に終了する方向で調整中であることを一部スポーツ紙が報じた。



15年から放送されていた単発番組「五木先生の歌う!SHOW学校」が前身で、2016年からレギュラー化。

歌謡曲しか歌えないという設定の学校を舞台に、五木扮する“熱血先生”が番組を進行。生徒(歌手やお笑いタレント)に懐かしい歌謡曲から最新の音楽まで歌いながら、楽しく授業をしていくというものだ。



「超大物の五木ですが、画期的な企画にノリノリでMCを引き受けることになりました。ただお笑いタレントはオリエンタルラジオニッチェサンシャイン池崎らをブッキングできているものの、歌手陣がどうしても演歌歌手ばかりになってしまいます。そのため若者の視聴者をひきつけられず、終了の話が出てしまったようです」(NHK関係者)



かつて音楽番組といえば、「ザ・ベストテン」(TBS系)や「ザ・トップテン」(日本テレビ系)などランキング番組が隆盛を誇っていた。



その後、タモリ(72)を司会に据えた「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)がスタート。そして、ダウンタウンがMCをつとめる「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」(フジテレビ系)などの音楽トーク番組が中心になっていった。



だが現在、各音楽番組ともに“同じ課題”を抱え続けているというのだ。



「昔は、音楽番組に出ればレコードやCDの売り上げが飛躍的にアップしていました。ところが、今はなかなかそうもいきません。そのためアーティストがあまり音楽番組の出演に力を入れなくなってきたのです。そうなると、ブッキングをするのにも早い時期から押さえる必要が出てきます。

たまにいきなりブレークする歌手がいますが、そういう歌手を押さえることも難しくなってきています」(レコード会社関係者)



音楽番組全体が苦境を迎えているようだ。

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