【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.199】

「私にとってブルーは、最初の猫で永遠の相棒。我が家の猫たちはみんなかわいくて仕方ないけれど、やっぱり今でもブルーが1番です」

たけちゃんさん(@nonotakesan)は、22歳5ヶ月で天国へ旅立ったご長寿猫ブルーくんとの日々を振り返る。
ブルーくんは生後3ヶ月の頃、飼い主さん宅に迎えられ、幸せな時を長く過ごした。

職場の同僚宅で生まれた黒猫をお迎え

1997年6月に飼い主さんの同僚宅で生まれた、ブルーくん。もともと黒猫を迎えたいと思っていた飼い主さん家族は、生後3ヶ月のブルーくんを迎え入れた。

同僚宅で生まれた赤ちゃん猫→22歳のご長寿猫に。最期のお別れ...の画像はこちら >>
家族にとってブルーくんは、初めて一緒に暮らす猫だったそう。お迎え前には、ホームセンターのペットコーナーで話を聞きながら猫用品を揃えたり、近所の動病院を紹介してもらったりと命を愛で、守る準備をした。

ブルーくんは無口で寡黙な性格だったが、飼い主さんが呼ぶと近くへ。話し相手になってくれた。

同僚宅で生まれた赤ちゃん猫→22歳のご長寿猫に。最期のお別れでみせた“優しさ”とは「私たちに心配かけないよう……」
難しい言葉も理解してくれていたように感じたという
「夫はたまに威嚇されたり、“やんのかステップ”されたりしていましたが、私には怒らないし、噛みつきませんでした。猫吸いの時に出す、『スゥ~』と溜息のような声が大好きでした(笑)」

長生きしてね。ずっとそばにいてね。飼い主さんは毎日、ブルーくんにそんな言葉をかけ、愛を注いだ。

マイホームへの引っ越し後に迎えた”新入り猫“を育ててくれた

同僚宅で生まれた赤ちゃん猫→22歳のご長寿猫に。最期のお別れでみせた“優しさ”とは「私たちに心配かけないよう……」
新入り猫とブルーくん
ブルーくんが1歳になった頃、家族はマイホームを建て、引っ越した。同時期、新たに家族に加わったのは、捨て猫だったナイトくん。ブルーくんは、生後2ヶ月のナイトくんを育ててくれた。


「初対面の時は心配で連休を取りましたが、ブルーはご飯やトイレの時、ナイトの首を咥えながら移動し、指導しました。凄いなあっと夫婦でビックリしました」

ブルーくんは、もともと生命力が強かったよう。病気など患うことなく、シニア期を迎えた。

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ブルーくん
「たまにおいしそうなおやつやウェットフードをあげていましたが、ドライフードはホームセンターで買えるごく普通なものでした。ただ、自宅の1階と2階は開放していたので、階段の上り下りは良い運動になっていたかもしれません」

健康優良児だった愛猫の“老い”と向き合った日々

日常の行動に変化が見られたのは、16歳を超えた頃。高い場所に行かなくなったり走らなくなったりしたため、家族は出窓や高さがある場所の下にステップを置いた。

同僚宅で生まれた赤ちゃん猫→22歳のご長寿猫に。最期のお別れでみせた“優しさ”とは「私たちに心配かけないよう……」
19歳でもイケニャンだった
「トイレの出入り口には、スロープを付けました。あと、フローリングが滑りやすくて歩きにくそうだったので、階段やよく走る場所にはカーペットを敷きました」

食事は、20歳を超えてもドライフードがメイン。ブルーくんは柔らかいフードをあまり好まなかったからだ。飼い主さんは15歳以上用のドライフードをあげるなど、食べやすいものを選び、ハイシニアになっても食を楽しんでもらっていたという。

同僚宅で生まれた赤ちゃん猫→22歳のご長寿猫に。最期のお別れでみせた“優しさ”とは「私たちに心配かけないよう……」
ブルーくん
「ケアというより、人間のお年寄りに接する感覚で対応していました。特に、晩年の数年間は父親の介護と被っていたので、自然と人間のお年寄りが大変だと思うことをブルーにも当てはめて行動していました」

便秘の治療を4ヶ月間も頑張り、22歳で天国へ

2019年4月頃からブルーくんは腸の動きが悪くなり、便秘気味に。週2回~3回、動物病院で点滴を受け、便を掻き出してもらうようになった。


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治療のため、4ヶ月ほど病院通いをした
別れが来たのは、2019年10月23日のこと。前日からおしっこが出ず、飼い主さんは動物病院を受診。利尿剤を打ってくれた医師から「このまま尿が出なければ覚悟したほうがいい」と告げられた。

同僚宅で生まれた赤ちゃん猫→22歳のご長寿猫に。最期のお別れでみせた“優しさ”とは「私たちに心配かけないよう……」
ブルーくん
「ブルーは文句も言わず、嫌がりもせず、申し訳なさそうな顔をしていました」

その日は、たまたま夫も仕事休み。病院からの帰宅後、飼い主さんはブルーくんをソファーに寝かせ、ひとまず昼食を摂った。その後、医師から教えてもらった膀胱を刺激するマッサージをしようとソファーへ向かうと、ブルーくんはすでに天国へ旅立っていた。

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ブルーくん
「私たちに心配をかけないよう、ご飯を食べながらお喋りしている声を聞きながら静かに旅立っていきました。触るとまだ温いのに、抱き上げたら全身がグニャグニャで力が入らなくて。生きていないと、長いシッポがあんなに柔らかいなんて思いもしなかった。ブルーは便秘などのサインで、『覚悟してね』と伝えてくれていたのかもしれません」

ブルーくんを亡くした飼い主さんは悲しみに暮れたが、心を救ってくれたのもまた愛猫だった。

「1歳違いのナイトがいたので、いつまでも悲しんではいられないと思ったんです。存在に救われました」

なお、ナイトくんは翌年の7月25日、ブルーくんと1ヶ月違いの22歳4ヶ月でお空へ旅立ったという。


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亡くなる前日まで、家族のウナギを強奪するなど元気いっぱいなおじいちゃん猫だった
亡き愛猫と生きた22年間分の思い出は多く、尊い。それらを大切に抱えながら、飼い主さんはこれからも亡き愛猫と目の前にいる愛猫の両方を愛し続けていく。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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