新卒から18年半、テレビ朝日のアナウンサーとして、報道、スポーツ、バラエティなど多岐にわたる番組を担当してきた大木優紀さん(45歳)。

 40歳を超えてから、スタートアップ企業「令和トラベル」に転職。
現在は旅行アプリ「NEWT(ニュート)」の広報を担当。さらに2025年10月には、ハワイ子会社「ALOHA7, Inc.」のCEOに就任し、家族とともにハワイへ移住。新たなステージで活躍の場を広げています。

 第55回は、旅行アプリ「NEWT」の予約データから見えてきた「韓国人気」の秘密に迫ります。物価や交通の便利さに加え、行くたびに新しい発見がある韓国の魅力について、大木さんが語ります。

なぜ韓国は圧倒的人気? 予約データから見えた“選ばれ続ける理由

日本人が韓国旅行にハマり続けるワケ。数か月で街が別物に…この...の画像はこちら >>
 旅行アプリ「NEWT」の海外旅行予約データを眺めていて、改めて気づいたことがあります。

 海外旅行先として圧倒的な人気を誇るのが、「韓国」です。ハワイに引っ越したこともあり、この大切な渡航先について触れておりませんでしたが、今、「日本人の海外旅行」を語るなら外せない圧倒的な存在感を誇っています。

 今や、日本から気軽に行ける海外として定番の韓国。「近いから」「週末でも行けるから」という理由はもちろんありますが、それだけではここまで人気が続く理由は説明できません。

 物価や交通の利便性、そして行くたびに街の景色が変わるほどのトレンドの移り変わりの速さ。韓国には、何度でも訪れたくなる魅力があります。

 今回は、私が考える「韓国が選ばれ続ける理由」と、この夏注目したい最新トレンドをご紹介します。


物価も交通も安心。週末でも行きやすい

 まず、韓国が選ばれる理由として大きいのが「物価」です。

 歴史的な円安が続く中、海外旅行に行くとなるとまずあげられる障壁が「物価」です。

 そんななか、ソウルの物価は東京とほぼ同じくらい。SNSで話題のおしゃれなカフェでも、コーヒー1杯は450~700円ほどで、東京の人気カフェと大きく変わりません。

 一方で、韓国らしいのが”メリハリ”のある価格帯です。街中には「MEGA COFFEE」や「COMPOSE COFFEE」といった格安コーヒーチェーンが数多くあり、大きなサイズのコーヒーが200円前後で楽しめます。味もしっかり美味しく、現地では朝に一杯買って、そのまま仕事のお供にしている人もよく見かけます。

 旅行中も、朝はこうしたコーヒースタンドで気軽に一杯、ソウルの大都会ライフを楽しみながら、午後は話題のカフェでゆっくり過ごす――そんなメリハリのある楽しみ方ができるのも韓国ならでは。

 食事も、東京よりお得に感じる方が多いかもしれません。

 例えば定番のサムギョプサルなら、女性同士でお腹いっぱい食べて、お酒も楽しんで、一人3000円ほどで満足できるお店がたくさんあります。価格の心配なく、韓国グルメを楽しめるのは韓国を旅行先と気軽に選べる大きな理由のひとつだなと、感じます。


 そして、もう一つの理由は交通の便利さ。

 今ハワイに住んでいる私からすると、改めて韓国の公共交通機関の充実ぶりは、旅行先として本当に魅力的だなと感じます。

 特にソウルは地下鉄やバス網が非常によく整備されていて、観光しやすい。東京や大阪で電車に乗り慣れている方なら、それほど戸惑うことはありません。案内板には日本語表記も多く、乗り換えアプリも充実しているので、移動もスムーズです。

 こうした”行きやすさ”があるからこそ、韓国は「一度行けば終わり」の旅先ではありません。気軽に何度でも訪れ、そのたびに新しい発見を楽しめることも、大きな魅力です。

「昨日の流行」がもう古い? 韓国は変化のスピードが魅力

 韓国のもうひとつ魅力は、とにかくトレンドの移り変わりが早いことです。

 昨日まで行列ができていたお店が、数か月後にはまったく違うコンセプトのお店になってなんて光景も日常茶飯事。

 少し前まで話題だったギリシャヨーグルトや、大きなぬいぐるみチャーム、塩パン、ドバイチョコ、バター餅なども、今ではすっかり街の景色が変わり、新たなブームが生まれています。

 そんなトレンドを牽引しているのが、K-POPアイドルの存在です。アイドルたちがSNSで身につけていたアイテムやYouTubeで紹介したスイーツが、あっという間に韓国国内だけでなく世界中へ広がっていく。

 だからこそ、韓国は何度訪れても「今回は何が流行っているんだろう」という楽しみがある国でもあるのだと思います。


 そこで今回は、韓国好きのインターンに教えてもらった、2026年夏に注目したい最新トレンドをご紹介します。

2026年夏、韓国で注目したいトレンド4選

① 甘じょっぱさがクセになる「とうもろこしスイーツ」



日本人が韓国旅行にハマり続けるワケ。数か月で街が別物に…この夏の新トレンド4選を“旅行のプロ”が紹介
とうもろこしスイーツ
 まず一つ目が、とうもろこしスイーツ。韓国語でとうもろこしは「オクスス」といい、香ばしくほんのり塩気のあるとうもろこしと、クリームの甘さを組み合わせたスイーツが人気を集めています。

 コーンクリームラテやケーキなど、カフェでは「オクスス」を使ったメニューが続々登場。韓国好きのインターンからも、「これは絶対に試してほしい」と太鼓判を押されたトレンドです。

② カフェを彩る「ウベスイーツ」


 続いては、鮮やかな紫色が目を引くウベスイーツ。

 ウベはフィリピンなどで親しまれている紫色のヤムイモで、やさしい甘さと、ほんのりココナッツのような香りが特徴です。

 韓国のスターバックスでは「ウベバスクチーズケーキ」が登場し、SNSで話題に。店舗によっては売り切れが出るほど人気を集めているそうです。

③ 揉んで完成!「スパークリングアイスカップ」


日本人が韓国旅行にハマり続けるワケ。数か月で街が別物に…この夏の新トレンド4選を“旅行のプロ”が紹介
スパークリングアイスカップ
 三つ目は、コンビニで買える「スパークリングアイスカップ」。

 透明カップに入った氷と炭酸パウダーに専用のジュースを注ぎ、カップを揉むと炭酸飲料が完成するというユニークな商品です。思わず動画を撮りたくなるような体験型ドリンクは、韓国らしい遊び心を感じます。

④ この夏の本命!?「ジェリーグッズ」

日本人が韓国旅行にハマり続けるワケ。数か月で街が別物に…この夏の新トレンド4選を“旅行のプロ”が紹介
ジェリーグッズ
 そして最後が、ジェリーグッズ。

 半透明でぷるんとした素材のバッグやサンダルに、自分好みのチャームを付けてカスタマイズするスタイルが大人気なのだとか。

 すでに日本でもポップアップショップが登場しているようですが、この夏はジェリーアイテムが本格的にブームになりそうです。

近くて、新しい。
韓国旅行が愛される理由

日本人が韓国旅行にハマり続けるワケ。数か月で街が別物に…この夏の新トレンド4選を“旅行のプロ”が紹介
韓国旅行にて
 日本人にとって定番の旅行地となった「韓国」。近いだけでなく、新しいトレンドの入れ替わりが早く、「今は何が流行っているのだろう」と行くたびにワクワクを届けてくれる。その変化こそが、韓国の一番の魅力なのだと思います。

 その変化が楽しくて、私自身も韓国旅行に行くと、とにかくよく歩くんです。

 実際、明洞を歩き、ソンスやハンナムのお店を巡っていると、新しく、洗練されたお店が並んでいるのがとにかく楽しくて。気づけば、疲れを忘れてしまい1日2万歩も歩いているなんてこともあります(笑)。

 それでも「疲れた」より、「また来たい」と思わせてくれる魅力が韓国にはあります。

「最近、海外旅行に行っていないな」という方も、この夏は韓国で最新トレンドを探す旅に出かけてみてはいかがでしょうか。行くときは、「履き慣れた靴」で行くのをおすすめします。

<文/大木優紀>

【大木優紀】
1980年生まれ。2003年にテレビ朝日に入社し、アナウンサーとして報道情報、スポーツ、バラエティーと幅広く担当。21年末に退社し、令和トラベルに転職。
旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のPRに奮闘中。2児の母
編集部おすすめ