元ヤンキーたちを集めたNetflixによる恋愛リアリティショー『ラヴ上等』のシーズン2(8月4日より毎週火曜独占配信/全10話)。
Netflixの国内視聴数ランキングで連日上位にランクインするなど好調ぶりを見せていましたが、8月11日に配信された第5話で出演者の1人が話した過去の話が大炎上してしまいました。


成功続きのMEGUMIが炎上。元ヤンキーを売りにした『ラヴ上...の画像はこちら >>
そこにプロデューサーのMEGUMIさんが「出演者への誹謗中傷はやめて」と、異例の声明を出したところ、火に油を注ぐ事態になっているのです。

「人に火をつけた」発言炎上に、MEGUMIが声明

『ラヴ上等』はタレントのMEGUMIさんが企画・プロデュースをした恋愛リアリティショーで、元ヤンキーの男女が共同生活を通して真の愛を見つけていく番組です。2025年12月にシーズン1が配信されるや否や、これまでの恋リアにはなかった型破りな展開や、出演者たちの堅気では考えられない行動が大評判に。今回のシーズン2も多くの視聴者が注目しています。

成功続きのMEGUMIが炎上。元ヤンキーを売りにした『ラヴ上等』騒動で、火に油を注ぐミス
Netflix『ラヴ上等』と法務省タイアップポスター(法務省サイトより)
元暴走族総長や元ヤクザ、少年院や刑務所の経験者、親からの虐待を受けた人や施設育ちなど、“わけアリな”過去を持ちながらも、現在は更生し、強く生きようとしているメンバーの姿が描かれる本番組。学校に見立てた共同生活の中で、自炊をしたり農業を手伝ったりしながら、人生を見つめ直すヤンキーたちの生き様に感動するシーンも数多く出てきます。

しかし今回問題となっているのは、第5話(8月11日)で配信された道徳の授業での1コマ。自分の過去を振り返り、謝りたい人について他のメンバーの前で発表するという流れの中で、ホストクラブ経営者の男性が「人に火をつけて捕まったことがある」旨の発言をしたのです。

この発言にSNSでは「こんな重大な犯罪を武勇伝かのように笑いながら話すなんてありえない」、「他人に危害を加えた過去をコンテンツとして簡単に消費していいのか」と大炎上しました。その後、事態を重く見たプロデューサーのMEGUMIさんが8月13日、インスタグラムにて出演者に対する誹謗中傷をやめるよう声明文を発表。

しかし炎上は沈静化することなく、むしろ火に油を注ぐ批判まで起きています。

MEGUMIの声明文が火に油を注いだ理由

地上波では放送できないような、過激な内容で人気のNetflix制作番組。『ラヴ上等』についても「配信番組なのだから嫌なら見なければいい」、「公共の電波ではないのだから」というエクスキューズはたしかに成立しています。

番組内では出演者同士の暴力や薬などの犯罪行為があれば校則違反と見なされ、退学というルールも。
実際にシーズン1では出演者の1人が薬物発言で退学した経緯があり、番組側も「現在の犯罪行為については一切認めない」というスタンスを取っています。

また元ヤンキーを集めている以上、過去の過ちが出てくるのは視聴者もわかっており、シーズン1ではここまでの騒動になりませんでした。ところが、今回の「人に火をつけた」発言を配信してしまったのは、制作側の落ち度でもあるでしょう。そして、その矛先がプロデューサーのMEGUMIさんに向くのは、仕方ないことなのかもしれません。

今回、MEGUMIさんが出した声明文は――
「現在、出演してくれた皆さんに対して、誹謗中傷や心ないコメントを送っている方が多くいらっしゃると聞いています。彼らは、過去も今もすべてをさらけ出し、覚悟を持ってこの番組に参加してくれました。そんな彼らに対して、傷つけるような言葉を投げかけることは、どうかおやめください。出演者一人ひとりを尊重し、温かく見守っていただけたら嬉しいです」
――この声明文が、出演者の過去を擁護しているようにも映ってしまいます。

出演者が過去の過ちを反省していることや、被害者への償いや気遣いといった内容には触れず、「出演者への誹謗中傷」だとする声明に、納得できない人は多いようです。

タイミングも悪かった

また『ラヴ上等』シーズン2に関しては、8月5日に法務省保護局が「更生保護」の啓発のために、『ラヴ上等』シーズン2とコラボしたポスターを発表。「犯罪歴も含めてウリにする番組を、政府が持ち上げるとは何事だ」として、SNSで批判の的となりました。

この法務省炎上の一の矢がまだ落ち着いていない中で、「人に火をつけた」発言が二の矢となり、MEGUMIさんの出演者擁護が三の矢になってしまったとも言えます。

一連の炎上を食い止めるはずの三の矢が意味をなさなかったのは、非常にもったいなかったのではないでしょうか。


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ヤンキーのコンテンツ化と、息子の高額留学

またMEGUMIさんの声明文に端を発し、ヤンキーをコンテンツ化して商売していることへの指摘も相次いでいます。

MEGUMIさんは番組制作の裏話として、自分も元ヤンキーだった旨の発言をしており、出演者たちのむき出しの人間性に理解を示しています。一方で、自身の息子は中学3年からヨーロッパに留学させて超高額な留学費用を払っていると公言していることから、「ヤンキーで稼いだ金で、息子をエリートに育てようとするとはエグい」という声も出ています。

もちろん他人の家庭の子育て方針に口を出すべきではありません。しかしMEGUMIさんがしばしば子どもの留学費用について発言してきていることと、今回の『ラヴ上等』の炎上を線で繋いだときに、どうしても違和感を覚えてしまう人がいるのでしょう。

多くの肩書で急激に成功しすぎた?

2023年に夫であるDragon AshのボーカルKj(降谷建志)さんの不倫が週刊文春で報じられ、同年、離婚してシングルマザーになったMEGUMIさん。その後は女優、美容本のベストセラー連発、コスメブランドの実業家、ママタレと、仕事にまい進し、グラドルのイメージから脱却して「逆境を乗り越えた強い女性像」として評価もうなぎ上りでした。

『ラヴ上等』シーズン1の大ヒットを受けて制作された今回のシーズン2でしたが、今回の炎上で火に油を注いだ点を見ると、プロデューサーとしてまだ力量不足である印象は否めません。

また、この3年で急激に“肩書き”が増えて、収拾がつかなくなっている感も。

たとえば、ヤンキーの世界を当事者目線でプロデュースするなら、息子の留学の話はしないほうが賢明でしょう。しかしママタレとしてのニーズも取りこぼしたくないのか、矛盾やセルフプロデュースの甘さを指摘する声もあります。

そういえば、今年4月にMEGUMIさんと高市早苗総理が唐突に行った“美容対談”も、「中東危機の中、何やってんだ」と呆れられて、MEGUMIさんのプラスにはならなかったのでは。

『ラヴ上等』シーズン2は8月18日に最終話が配信されます。
配信後の反響やMEGUMIさんの今後の発信にはまだまだ多くの人が注目しそうです。

<文/エタノール純子>

【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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